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NBAの「50-40-90」「5×5」みたいな珍しい記録をまとめました

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NBA Rakuten 最新情報

20231221131823

画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

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確率や統計など様々な数字が溢れるNBAでは、毎日数え切れないほど多くの記録やスタッツが生まれています。

時には珍しい記録に遭遇することも。


しかし最近NBAを見始めた方にとっては、そんな珍しい記録が「どれくらい珍しい記録なのか」「どれくらい難しいものなのか」がいまいちピンとこないと思います。

そうなってくると、折角の大記録誕生にもなかなか盛り上がれません。

というわけで今回はNBAに存在する珍しい記録をまとめて紹介します。





押さえておきたいポイント

"NBAの珍しい記録"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. NBAにはどんな珍しい記録がある?
  2. どれくらい難しい記録?
  3. 過去には何人が達成しているの?
  4. それはどんな選手?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"NBAの珍しい記録"について紹介していきます。



50-40-90

では早速NBAの珍しい記録を見ていきましょう。

記録の概要、難しさ、歴代の達成者数などまとめて紹介します。*1

まずはNBAの歴史に残るトップシューターたちが残してきた50-40-90から。


50-40-90とは

50-40-90とはシーズン通してのシュート確率がフィールドゴール50%」「3Pシュート40%」「フリースロー90%」をすべて達成したことを意味します。

つまりシーズン中あらゆるシュートを高確率で決めたというわけですね。


50-40-90とは...

任意のシーズンで

3つ全てを達成したということ


当然それぞれを1本だけ打って100%-100%-100%で達成なんて虫のいい話はなく、この記録には条件があります。

フィールドゴール成功300本以上」「3Pシュート成功82本以上」「フリースロー成功125本以上」を全て満たしていないといけません。


なので過去には、シュート確率が50%-40%-90%に到達していてもシュート本数が足りなかった選手も大勢います。

「確率」「本数」両方の条件を達成して初めて、50-40-90の称号を得ることができるというわけです。



どれくらい難しいのか

ではこの50-40-90という記録はどれくらい難しいのでしょうか。

一般的にゴール下のシュートやダンクでの得点が多いインサイドプレーヤーにとって、「フィールドゴール50%」はそれほど難しいものではありません。

実際2019-20シーズンにも100人以上の選手が達成しています。


しかし「フィールドゴール50%」達成できたとしても、それと同時に「3Pシュート40%」「フリースロー90%」も達成するとなると一筋縄ではいきません。

2019-20シーズンにフィールドゴール50%を超えている選手の中で、3Pシュートが40%を超えているのカール・アンソニー・タウンズ1人だけ。*2



またフィールドゴールが50%を超えている選手で、フリースロー90%に届いている選手一人もいません。


逆に「3Pシュート40%」や「フリースロー90%」を達成できるようなシューターは、アウトサイドからのシュートが多いので「フィールドゴール50%」が難しくなる。

要するに50-40-90とは様々な局面において高確率なシュートを決め続けるということで、そんな至難の技を成し遂げたエリートシューターにのみ許された特別な称号なんです。


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歴代の達成者

これまでにステフィン・カリーやスティーブ・ナッシュなど、8人の選手が50-40-90を達成しています。

歴代NBAの中でも超一流のスター選手ばかりです。

達成者一覧や詳しいスタッツなどはこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。




30-30

続いては30-30について紹介します。

50-40-90と違ってこちらはNBAトップクラスのインサイドプレーヤーに与えられる称号です。


30-30とは

そもそも30-30とは、1試合で「30得点」かつ「30リバウンド」を達成したことを意味します。


30-30とは...

1試合で

  • 30得点 以上
  • 30リバウンド 以上

同時に達成したということ


非常にシンプルなネーミングで分かりやすい記録ですね。

でも30-30ってことは「30得点」「30アシスト」でもそう呼ぶんじゃないの?

と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、今のところNBAにおいて「30得点」「30アシスト」を達成した選手はいません。

なので基本的にNBAで30-30と言う場合には、「30得点」「30リバウンド」を意味しているわけです。



どれくらい難しいのか

30-30という言葉の意味は分かりました。

ではこの30-30という記録はどれくらい達成することが難しいものなのでしょうか。

少し考えてみましょう。


まず「30得点」という数字。

これはオールスタープレーヤーやチームのエースにとってそれほど難しい数字ではありません。

2019-20シーズンだけを見ても30得点は延べ700回以上達成されています。


問題は「30リバウンド」の部分。

どれだけ優秀なリバウンダーだとしても、30リバウンドとなると話は別です。

2019-20シーズンに30リバウンドを達成した選手は1人もおらず、最高でもヨナス・バランチュナス選手の記録した25リバウンド


そもそも直近20年間でも、30リバウンドを達成した選手はたった3人しかいません。*3

この30リバウンドというハードルをクリアし、なおかつ30得点も記録しないといけないわけですから、30-30がいかに難しいものかよく分かりますね。


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歴代の達成者

これまでNBAでは、20人のレジェンド達が30-30を達成しています。

30-30 Clubに名を連ねているのはウィルト・チェンバレンカリーム・アブドゥル・ジャバーといった殿堂入りレジェンドばかり。

達成者一覧や詳しいスタッツなどはこちら。




30-30-30にまつわる色んな記録についても別の記事で紹介しています。




20-20-20

次は今回紹介する記録の中でも特に珍しい20-20-20を紹介します。

この先もう2度と達成されないかもしれない稀有な記録です。


20-20-20とは

20-20-20とは、1試合で「20得点」かつ「20アシスト」かつ「20リバウンド」を達成したことを意味します。


20-20-20とは...

1試合で

  • 20得点 以上
  • 20アシスト 以上
  • 20リバウンド 以上

同時に達成したということ


いわゆるトリプルダブルに分類されるこの20-20-20という記録。

確かにあまり聞かない記録ではありますが、一体どれくらい難しいものなのでしょうか?

そのあたりについても考えてみましょう。



どれくらい難しいのか

20-20-20がどれくらい難しい記録なのか、一つずつ紐解いていきます。


まず「20得点」という数字。

これはバスケットボールにおいてそれほど難しいものではありません。

NBAという舞台にまでたどり着いた選手であれば、プレイタイム次第で十分達成できる数字です。


次に「20アシスト」の部分。

これは20得点に比べて格段にハードルが上がります。

実際2019-20シーズンをみるとレブロン・ジェームズルカ・ドンチッチが記録した19アシストが最高で、誰もこの20アシストには達していません。



過去10年間を振り返っても、20アシストを達成したのはたった8人だけなんです。

もう十分に20-20-20が難しい記録だと感じますね。


そして忘れてはいけないのは、ここからさらに「20リバウンド」も必要だということ。

20本ものアシストを達成することが出来るのは基本的にガードの選手ばかりで、過去10年で20アシストを達成した8人も全員がガードの選手。

そんなガードの選手が1試合で20リバウンドを獲得するのは非常に稀なことです。


また逆に20リバウンドを取れるようなビッグマンにとっては、20アシストがほぼ実現不可能な数字となってしまうんですね。

このように20-20-20という記録は、いかに優れた身体能力を持ったNBA選手といえども到底達成することができないレベルのもの。

その証拠に、長いNBAの歴史の中でも20-20-20を達成できたのはたった2人しかいません。


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歴代の達成者

数多のモンスターたちが歴史を積み重ねてきたNBAですが、その中で20-20-20に到達したのはたった2人だけ。

ウィルト・チェンバレンラッセル・ウエストブルックのみです。

二人とも正真正銘のモンスターですね。

詳しいスタッツなどはこちらの記事で紹介しています。




5×5

続いては5×5という記録。

ここまでの3つとは表記が違いますが、これも言い換えるなら「5-5-5-5-5」です。

一体どんな記録なのでしょうか。


5×5とは

5×5とは、一つの試合において「5以上」の数字を「5つの部門」で記録したことを意味します。

具体的に言うと、5得点・5アシスト・5リバウンド・5スティール・5ブロックを同時に達成するということですね。


5×5とは...

1試合で

  • 5得点 以上
  • 5アシスト 以上
  • 5リバウンド 以上
  • 5スティー以上
  • 5ブロック 以上

同時に達成したということ


なるほど用語の意味は分かりました。

ですがこの5×5という記録は何故そんなに珍しい記録なんでしょうか。

そのあたりについても考えてみましょう。



どれくらい難しいのか

この5×5が難しいのは、1試合という限られた時間の中でオールラウンドな活躍が必要になるからです。

NBA選手にとって2〜3部門で5以上の数字を残すことは容易でも、5部門となると格段にハードルが上がります。

例えば5ブロックができそうな選手をイメージしてみましょう。


2019-20シーズン1試合あたりのブロック数が最も多いのは、ポートランドトレイルブレイザーズのハッサン・ホワイトサイドです。

2019-20シーズンにホワイトサイドがブロックを5本以上あげた試合は計14回あります。

ビッグマンらしくその14試合全てで5リバウンド以上を達成していますが、残念ながら5アシストや5スティールは一度も記録していません。


では逆にアシストやスティールも多く、なおかつNBAを代表するディフェンダーカワイ・レナードではどうでしょう。

流石レナード、2019-20シーズンもしっかりと5アシストや5スティールを同時に達成しています。

しかしながら、5ブロック以上を記録した試合は1回もありません。

このように、いくらNBAのスーパースターとはいえ5つの部門で満遍なく数字を残すのは至難の技であり、かなり珍しい記録だと言えそうです。


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歴代の達成者

数字の印象よりも意外と難しいこの5×5。

その証拠にNBAの長い歴史の中でも、5×5を達成した選手はたった13人だけしかいません。

5×5を達成できるのは、アンソニー・デービスやドレイモンド・グリーンなどの攻守両面で活躍できる選手、さらに言うなら攻守の中でもオールラウンドな活躍ができる選手です。

達成者一覧や詳しいスタッツなどはこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。




クアドラプルダブル

続いて紹介するのはクアドラプルダブルという記録です。

これもまた特に珍しい記録となっていますので、要チェックです。


クアドラプルとは

クアドラプルダブルとはその名の通り、4つの部門二桁の成績を収めたことを意味します。

具体的に言うと得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックのいずれかの内、4つの部門で10以上の数字を記録するということです。


クアドラプルダブルとは...

PTS、AST、REB、STL、BLK いずれかの内、

  • 4つの部門
  • 二桁 の数字

を記録したということ


ではこのクアドラプルダブルという記録はどれくらい難しい記録なんでしょうか。

そのあたりについても少し考えてみましょう。



どれくらい難しいのか

まず大前提としてトリプルダブルという記録自体が、NBAキャリアの内に一度でも達成できれば御の字という程の素晴らしい成績です。

しかしながら近年ではウエストブルックがシーズン平均トリプルダブルを達成していたように、トリプルダブルがそれほど珍しいものではなくなっているのも事実。

実際2019-20シーズンを見ても、27人計94回のトリプルダブルを記録しています。*4


ただこれがクアドラプルダブルとなると話は別です。

2019-20シーズンにクアドラプルダブルを達成した選手はもちろん一人もいません。

それ以前にトリプルダブルを達成した選手の内、別の部門で5以上の数字を記録できたのもベン・シモンズの34得点12アシスト12リバウンド5スティールという1試合のみ。



過去20年を振り返ってみても、トリプルダブルを達成しつつ4部門目で5以上の数字を残した選手は数える程しかいません。

このように、いくらNBAのスーパースターとはいえ4つの部門で二桁の数字を残すのは至難の技であり、かなり達成が難しい記録だと言えそうです。


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歴代の達成者

これまでのNBAクアドラプルダブルに到達したのは僅か4人のみ。

ネイト・サーモンド、アルビン・ロバートソン、アキーム・オラジュラン、デビッド・ロビンソンです。

それぞれのクアドラプル達成時の数字にも個性がありますので、詳しいスタッツはこちらの記事でご覧ください。




珍しいトリプルダブル

上のクアドラプルダブルの部分でも少し触れたトリプルダブルという記録。

トリプルダブルの中にも珍しい記録が存在していますので、この機会に紹介しておきたいと思います。


トリプルダブルとは

そもそもトリプルダブルとはその名の通り、3つの部門二桁の成績を収めたこと。

具体的に言うと得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックのいずれかの内、3つの部門で10以上の数字を記録するということです。


トリプルダブルとは...

PTS、AST、REB、STL、BLK いずれかの内、

  • 3つの部門
  • 二桁 の数字

を記録したということ


先述の通り、普段NBAを見ていてもこのトリプルダブル自体はよく目にします。

ではそんなトリプルダブルの中で特に珍しい記録をいくつか見ていきましょう。



20PTS-20ASTのトリプルダブル

これは20得点、20アシスト以上を記録したトリプルダブルのこと。

滅多にお目にかかれない記録です。

2019-20シーズンに20PTS超えのトリプルダブルは計74回記録されていますが、その中で20ASTを超えているものは一つもありません。


そもそもトリプルダブルに限らず、20PTS-20ASTを達成した選手が一人もいないんです。

過去10年を振り返ってみても、20PTS-20AST自体を達成したのがたった5人。*5

そんな20PTS-20ASTと同時にもう一部門で二桁の数字を達成するわけですから、いくらNBAのスター選手といえどもこれは至難の技なんです。


NBAの長い歴史の中でも、20PTS-20ASTでのトリプルダブルを達成した選手はたった7人だけしかいません。

達成者、それぞれのスタッツなどはこちらの記事で紹介しています。




20PTS-20REB-10BLK

こちらも同様に20得点、20リバウンド、10ブロック以上を記録したトリプルダブルのことを指します。

2019-20シーズンに20PTS-20REB-10BLKを達成した選手は一人もいません。


それ以前にこのシーズンで10ブロックという数字自体を達成したのが、ポートランドトレイルブレイザーズのハッサン・ホワイトサイドただ一人なんです。

過去10年を振り返ってみても、1試合で10ブロックという記録を達成したのは8人だけ。


そんな10ブロックと同時に「20PTS-20REB」も達成するわけですから相当難しい記録ですね。

なので歴代のNBAでも20PTS-20REB-10BLKに到達した選手はたった6人だけしかいません。

達成者、それぞれのスタッツなどはこちらの記事でご確認下さい。




トリプルダブルにまつわる色んな記録

トリプルダブルと一口に言っても、様々な興味深い記録が存在しています。

例えばNBAで最高得点のトリプルダブルを達成したのはジェームズ・ハーデンの60得点、最年少でのトリプルダブルはマーケル・フルツの19歳317日など。



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そんなトリプルダブルにまつわる様々な記録をまとめたこちらの記事もオススメです。




まとめ

今回はNBAに存在する珍しい記録をまとめて紹介しました。

調べれば調べるほど色んな記録が出てきますね。

他にもOfficial NBA Stats | Stats | NBA.comなどから検索してみてください。




最後に

「まとめ」カテゴリーでは他にもNBAに関してまとめた記事を投稿しています。
「まとめ」カテゴリーの記事一覧



(参考)
https://stats.nba.com/
https://www.basketball-reference.com/



*1:この記事で紹介するスタッツはhttps://www.basketball-reference.com/及びhttps://stats.nba.com/より抜粋

*2:2020年7月時点でシュート本数の条件を満たしつつFG50%と3Pシュート40%を達成しているのはKarl-Anthony Townsのみ

*3:Dwight Howard、Kevin Love、Andrew Bynumの3人

*4:シーディングゲームは除く

*5:Russell Westbrook、Chris Paul、Reggie Jackson、Brandon Jennings、Steve Nash