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「20PTS-20REB-10BLK」に到達した伝説のセンターまとめ



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このブログではORB%などのスタッツに注目してNBAのレジェンドビッグマンたちを紹介してきました。


今回の記事ではまた違った角度からビッグマンの功績を見ていきたいと思います。


NBAではトリプルダブルという言葉をよく耳にしますね。

そんなトリプルダブルの中でも「20PTS-20REB-10BLK」はほんの一握りの選手しか達成していません。

何せあのティム・ダンカンケビン・ガーネットですら達成していないのが20PTS-20REB-10BLKなんです。


というわけで今回はこの20PTS-20REB-10BLKについて歴代の達成者とともに紹介していきたいと思います。





押さえておきたいポイント

”20PTS-20REB-10BLK”を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. トリプルダブルって?
  2. 20PTS-20REB-10BLKは難しい?
  3. 過去には誰が達成した?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、”20PTS-20REB-10BLK”について紹介していきます。



20PTS-20REB-10BLK

まずは20PTS-20REB-10BLKについて基本的な概要を紹介しておきます。

「トリプルダブルとは何か」「20PTS-20REB-10BLKがどれくらい難しい記録なのか」というポイントに注目してみていきましょう。


トリプルダブル

冒頭にも書いた通り、20PTS-20REB-10BLKはトリプルダブルという記録に分類されます。

そもそもトリプルダブルとはその名の通り、3つの部門二桁の成績を収めたこと。

具体的に言うと得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックのいずれかの内、3つの部門で10以上の数字を記録するということです。


トリプルダブルとは...

PTS、AST、REB、STL、BLK いずれかの内、

  • 3つの部門
  • 二桁 の数字

を記録したということ


トリプルダブルという用語の意味は分かりました。

ではその中でも20PTS-20REB-10BLKはどれくらい難しい記録なんでしょうか。

そのあたりについても考えてみましょう。



どれくらい難しい?

まず大前提としてトリプルダブルという記録自体が、NBAキャリアの内に一度でも達成できれば御の字という程の素晴らしい成績です。

とはいえ2019-20シーズンを見ていても分かる通り、トッププレーヤーはトリプルダブルを難なく達成します。

実際2019-20シーズンには、27人計94回のトリプルダブルを記録しました。*1


ただこれが20PTS-20REB-10BLKのトリプルダブルとなると話は別です。

もちろん2019-20シーズンに20PTS-20REB-10BLKを達成した選手は一人もいません。

それ以前にこのシーズンで10ブロックという数字自体を達成したのが、ポートランドトレイルブレイザーズのハッサン・ホワイトサイドただ一人なんです。


過去10年を振り返ってみても、1試合で10ブロックという記録を達成したのは8人だけ。

そんな10ブロックと同時に「20PTS-20REB」も達成するわけですから、いくらNBAのスター選手といえどもこれは至難の技といえそうです。

その証拠にNBAの長い歴史の中でも、20PTS-20REB-10BLKを達成した選手はたった6人だけしかいません。

次は歴代の達成者について見ていきましょう。

  1. トリプルダブルとは、3部門二桁の数字を達成する
  2. PTS、AST、REB、STL、BLKのいずれか3部門で10以上
  3. 20PTS-20REB-10BLKは過去に6人だけ達成




歴代の達成者

ではここから歴代の達成者を紹介していきます。

達成した回数や試合のスタッツなども合わせて見ていきましょう。*2 *3


Kareem Abdul-Jabbar


  • 20PTS-20REB-10BLKを2回達成
  • 1975/11/02:39 PTS 23 REB 10 BLK
  • 1975/12/03:29 PTS 21 REB 11 BLK


史上初の20PTS-20REB-10BLKは伝説のセンターカリーム・アブドゥル・ジャバーによって記録されました。

6年在籍したミルウォーキーバックスからロサンゼルスレイカーズに移籍した1975-76シーズンに2度達成しています。

ジャバーはこの年キャリアハイの1試合平均16.9リバウンド4.1ブロックを記録し、自身4度目となるシーズンMVPに輝きました。



Elvin Hayes


  • 20PTS-20REB-10BLKを1回達成
  • 1978/03/03:22 PTS 27 REB 11 BLK


ワシントンブレッツやヒューストンロケッツなどで活躍した殿堂入りプレーヤーのエルヴィン・ヘイズも20PTS-20REB-10BLKを達成しています。

エルヴィン・ヘイズといえばリバウンド王2度受賞、オールスター12回選出のレジェンド。

ヘイズ率いるブレッツはこの年、フランチャイズ初のNBAチャンピオンに輝いています。



Hakeem Olajuwon


  • 20PTS-20REB-10BLKを2回達成
  • 1989/11/11:24 PTS 21 REB 12 BLK
  • 1989/12/17:32 PTS 25 REB 10 BLK


ヘイズの記録から11年後、史上最高のセンターとの呼び声高いアキーム・オラジュワンも20PTS-20REB-10BLKを達成しました。

20PTS-20REB-10BLKを複数回達成しているのはジャバーとオラジュワンの二人だけ。

オラジュワンといえばNBAの歴史でたった4人しかいないクアドラプルダブル達成者だということも見逃せないポイントです。



Shaquille O'Neal


  • 20PTS-20REB-10BLKを1回達成
  • 1993/11/20:24 PTS 28 REB 15 BLK


平成のNBAを代表する最強のセンターシャキール・オニールも20PTS-20REB-10BLKを達成しています。

1993年はシャックがNBA2年目、まだオーランドマジックに在籍していた頃です。

リーグトップのeFG%59.9という高い決定力でNBAを席巻し、チームを初のプレーオフ進出に導きました。



Shawn Bradley


  • 20PTS-20REB-10BLKを1回達成
  • 1998/04/07:22 PTS 22 REB 13 BLK


ダラスマーベリックスなどで活躍した身長229cmのビッグマンショーン・ブラッドリーも20PTS-20REB-10BLK達成者のひとり。

1997-98シーズンのマーベリックスといえばスティーブ・ナッシュ、ダーク・ノヴィツキーが入団する直前のシーズンですね。

ブラッドリーはキャリアで6度のトリプルダブルを記録していますが、その全てが得点・リバウンド・ブロックでの達成というビッグマンの鑑のような選手でした。



Joakim Noah


  • 20PTS-20REB-10BLKを1回達成
  • 2013/02/28:23 PTS 21 REB 11 BLK


時代はいよいよ2010年代に突入し、唯一の現役選手ジョアキム・ノアが登場しました。

ノアはこの年キャリアハイの1試合平均2.1ブロックを記録し、自身初のオールスターに選出されています。

このノアの記録以来、NBAでは誰も20PTS-20REB-10BLKに到達していません。

戦略もプレースタイルも大きく変化するNBAにおいて、再びこの大記録が達成される日は来るのでしょうか。

そしてそれを達成する7人目の偉大な選手は一体誰なのでしょうか。




まとめ

今回は20PTS-20REB-10BLKについて紹介しました。

やはりスター選手といえども20PTS-20REB-10BLKはかなり難しいようですね。

それだけに今回紹介した選手たちが如何にゴール下を支配していたのかよく分かります。

NBAにおいてブロック数が記録され始めたのは1973-74シーズンからですので、このランキングにウィルト・チェンバレンら60年代のレジェンドが含まれていない点はご容赦下さい。




最後に

こちらの記事でもNBA珍しいスタッツについて紹介していますので、合わせてご覧ください。






「まとめ」カテゴリーでは他にもNBAに関してまとめた記事を投稿していますので是非覗いてみてください。
「まとめ」カテゴリーの記事一覧




(参考)
https://www.basketball-reference.com/






*1:シーズン再開後のシーディングゲームを除く

*2:ここで紹介するスタッツは2020年7月時点のhttps://www.basketball-reference.com/より抜粋

*3:PTS=「得点」、AST=「アシスト」、REB=「リバウンド」