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スタッツで振り返るダンカン・ロビンソンNBA2年目までの飛躍

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画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

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そのシーズン最も成長した選手に贈られるMIP(Most Improved Player)賞。

2019-20シーズンはブランドン・イングラムが見事MIPを受賞しましたが、マイアミヒートのバム・アデバヨも候補者として全体2位の得票数を獲得しています。


ただ個人的には同じヒートに所属しているダンカン・ロビンソンに注目していました。

今やリーグでも屈指の3Pシューターとしてチームのスタメンに定着しているロビンソンですが、昨シーズンの時点ではそこまでメジャーな選手ではなかったんです。


では彼はNBA1年目までどんな選手で、どうやって2年目に現在のようなポジションを勝ち取ったのでしょうか。

ということで今回はダンカン・ロビンソンが見せたNBA2年目までの飛躍を、彼のスタッツから振り返ってみたいと思います。*1





押さえておきたいポイント

"ダンカン・ロビンソンの飛躍"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. ダンカン・ロビンソンって?
  2. 大学ではどんな選手だった?
  3. なんでドラフト外入団なの?
  4. NBA1年目の成績は?
  5. なんで急に活躍できたの?
  6. NBA2年目の成績は?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"ダンカン・ロビンソンの飛躍"について紹介していきます。



ダンカン・ロビンソン

NBAでの飛躍を見る前に、まずはダンカン・ロビンソンの基本的な情報について確認しておきましょう。

ここではロビンソンの「プロフィール」や「大学でのキャリア」をざっくりと振り返ります。


プロフィール





ウィリアムズ大学

今でこそNBA屈指のシューターとして名を馳せているロビンソンですが、初めからエリート街道を歩んできたわけではありません。

実は彼の大学キャリアのスタートは、NCAAディビジョンⅢのウィリアムズ大学からだったんです。



ウィリアムズ大学は当時ディビジョン上位にランクされるチームでしたが、あくまでディビジョンⅢでの話。

将来のNBAドラフト上位指名選手で溢れるディビジョンⅠとは訳が違います。


それでもロビンソンは唯一フレッシュマンとしてスターターを任され、チームをNCAAディビジョンⅢチャンピオンシップにまで導きます。

残念ながらチームは優勝を逃しましたが、ロビンソン自身はこのシーズン31試合に先発出場して平均17.1得点の活躍、さらに3Pシュートは45.3%という素晴らしい成績を残しました。

  • 2013-14:17.1 PTS 1.8 AST 6.5 REB
  • FG:55.7%(6.1/10.9)
  • 3P:45.3%(2.5/5.6)
  • FT:87.8%(2.5/2.8)


ちなみにロビンソンはこの年のD3Hoops.com NCAA-DIIIルーキーオブザイヤーに選出されています。



ミシガン大学

ウィリアムズ大学で目覚ましいルーキーシーズンを過ごしたロビンソンには全米から大きな注目が集まっていました。

数々の名門校からリクルートが届きましたが、最終的にはディビジョンⅠの強豪校ミシガン大学へのトランスファー(転校)を決めます。



レッドシャツ期間(出場資格の温存期間)明けの2015-16シーズン、ロビンソンは早速27試合に先発出場して平均11.2得点、3.5リバウンドの活躍。

3Pシュート成功率45.0%はこのシーズンのビッグ10カンファレンスで2番目に高い数字でした。


ミシガン大学で幸先の良いスタートを切ったかに思われましたが、このまま順風満帆なキャリアを送れたというわけではありません。

翌年の2016-17シーズン以降スターターとしての起用が大幅に減り、残り大学でのキャリアは大半がベンチからの出場。

そのためスタッツを見ても、3年生4年生のシーズンは初年度の数字を超えるような成績は残せていません。

  • 2015-16:11.2 PTS 1.8 AST 3.5 REB
  • 2016-17:7.7 PTS 0.9 AST 1.7 REB
  • 2017-18:9.2 PTS 1.1 AST 2.4 REB


とは言ってもロビンソンのシュート精度はこの期間も驚異的でした。

ディビジョンⅠの3年間で記録した3Pシュート成功数通算41.9%という数字は、歴代のビッグ10カンファレンスの中でも第3位の成績です。

  • 2015〜2018:9.3 PTS 1.2 AST 2.5 REB
  • FG:54.5%(3.1/6.8)
  • 3P:41.9%(2.1/4.9)
  • FT:86.4%(1.1/1.2)


チームのNCAAトーナメントチャンピオンシップ進出にベンチから大きく貢献したロビンソンは、2017-18シーズンのビッグ10カンファレンスシックスマン賞に選ばれました。

カレッジでこれだけ3Pシューターとしての実力を示したロビンソンですが、ここからNBAで活躍するまでにはもう少し時間がかかります。


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  1. ウィリアムズ大学で平均17.1得点、3Pシュート45.1%
  2. トランスファーミシガン大学
  3. 2年生時は27試合先発、3Pシュート45.1%と活躍
  4. 3年生以降はベンチスタートが中心
  5. 2017-18のカンファレンスシックスマン賞を受賞




NBA1年目(2018-19)

ではここからロビンソンのNBAキャリアを振り返っていきましょう。

まずはNBA1年目の2018-19シーズンから。


ドラフト外での入団

ミシガン大学でプレーした3年間、武器である3Pシュートの実力をしっかりと示したロビンソン。

当然次はNBAでの活躍に期待が寄せられます。


しかしご存知の通り、2018年のNBAドラフトで彼の名前が呼ばれることはありませんでした。

その一因には彼の身体能力、ボールハンドリング、ディフェンス面の課題など、NBAレベルでの活躍に対する若干の懸念があったようです。


ロビンソンが優れた3Pシューターである一方でそういった懸念からドラフトにはかからず、若手育成に定評のあるマイアミヒートからサマーリーグ招待のお声がかかります。

そこで4試合に出場し平均12.8得点、3.2リバウンド、3Pシュート成功率52.4%という数字を残した結果、何とかヒートとの2way(ツーウェイ)契約を掴み取りました。




1年目の成績

2way契約を結んだロビンソンの1年目は、主にGリーグでのプレーが活動の中心です。



ヒートの下部組織スーフォールズスカイフォースで33試合に出場。

その全てにスターターで起用されたロビンソンは、平均21.4得点、3.0アシスト、4.3リバウンドの活躍を見せます。

  • 2018-19 (GL): 21.4 PTS 3.0 AST 4.3 REB
  • FG:51.4%(7.4/14.4)
  • 3P:48.3%(4.8/9.8)
  • FT:80.3%(1.8/2.3)


3Pシュート成功率はリーグ第2位の48.3%とその能力を遺憾無く発揮し、2018-19シーズンのGリーグALLルーキーチーム、ALL-Gリーグ 3rdチームに選出されました。


しかしこの数字はあくまでGリーグでの記録。

この年NBAでの出場は15試合にとどまり、平均10.7分出場、3.3得点、0.3アシストと目立った活躍には至っていません。

  • 2018-19 (NBA): 3.3 PTS 0.3 AST 1.3 REB
  • FG:39.1%(1.2/3.1)
  • 3P:28.6%(0.7/2.3)
  • FT:66.7%(0.3/0.4)


なのでこの頃ダンカン・ロビンソンという選手はそれほど有名ではなく、ヒートファンやNBAに詳しい人でもない限り彼には注目していなかったでしょう。

ただチームのフロントからは高い評価を受けており、翌年に向けたチーム再建を図っていたヒートはロビンソンとNBA本契約を結ぶことを選択しました。


ついにNBA契約を勝ち取ったロビンソン。

いよいよ飛躍の2019-20シーズンを迎えます。


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  1. 2018NBAドラフトでは指名されず
  2. マイアミヒートからサマーリーグに招待
  3. ヒートとの2way契約を結ぶ
  4. Gリーグで平均21.4得点、3Pシュート48.1%
  5. NBAでは平均3.3得点、3Pシュート28.6%
  6. シーズン終了間際にヒートとNBA本契約




NBA2年目(2019-20)

ディビジョンⅢでのスタートから6年後の2019-20シーズン。

ついにダンカン・ロビンソンの存在が世界中に知れ渡るときがやってきました。

ここでは「飛躍のきっかけ」「2年目の成長」に注目していきましょう。


飛躍のきっかけ

この年のサマーリーグで1試合平均17.4得点をあげたロビンソンは、プレシーズンでも20分以上の出場時間を与えられ着実にチーム内での役割を確立していきます。



エリック・スポールストラHCはロビンソンのことを「この星で最も優れたシューターのひとり」とまで絶賛。

しかしまだシーズン開幕前のこの時点では、その言葉にあまり現実味はありませんでした。


そんな中、主力選手であるジミー・バトラーの怪我、ディオン・ウェイターズの出場停止処分などによって突如ヒートはチームのローテーションを変更せざるを得ない状況に。

そこでプレシーズンで結果を残していたケンドリック・ナンやタイラー・ヒーローといった若手に白羽の矢が立ちます。



同様にロビンソンにも開幕1試合目から出場機会が与えられ、3試合目にはベンチ出場ながら21得点の活躍でチームに大きく貢献しました。

そして開幕6試合目にあたる11月3日のロケッツ戦では3Pシュート7本を含むチームトップの23得点をマーク。

ここから見事スターターの座を勝ち取ったロビンソンはホーム開幕11連勝の立役者となりました。


このように主力選手の欠場から得た出場機会をしっかりと活かしたことによって、彼のNBA2年目の飛躍が始まったんです。



2年目の成長

NBA2年目にして大きな存在感を放ったロビンソン。

どれくらいの成長があったのかを改めて振り返ってみましょう。

  • 2018-19: 3.3 PTS 0.3 AST 1.3 REB
  • 2019-20: 13.5 PTS 1.4 AST 3.2 REB
  • FG:39.1% → 47.0%(4.4/9.4)
  • 3P:28.6% → 44.6%(3.7/8.3)
  • FT:66.7% → 93.1%(0.9/1.0)


ご覧の通り全てのスタッツにおいて昨年の記録を大きく上回っていることが分かります。


その中でも特筆すべきはやはり3Pシュート。

成功率44.6%はリーグ第4位、成功数270本はデイミアン・リラードと並んでリーグ第3位の成績です。


実はそんなロビンソンが2019-20シーズンに残した数字は、これまでチームやNBAで作られてきた数々のレコードを更新しています。

  • ヒート選手の3P成功数:227本 → 270本
  • ヒート選手の3P試投数:590本 → 606本
  • ヒート選手のシーズン2P%:62.2% → 65.4%
  • ヒート選手のシーズンTS%:64.9% → 68.4%
  • ドラフト外選手の3P成功数:225本 → 270本
  • NBA2年目までに決めた3P:227本 → 280本


シーズン中断の影響で試合数が例年よりも少ないにも関わらずこの数字ですから、如何に記録的なシーズンパフォーマンスだったのかよく分かりますね。

こういった2年目の活躍を見ると、スポールストラHCの「この星で最も優れたシューターのひとり」という言葉が現実味を帯びてきました。


またロビンソンがこれだけアウトサイドで存在感を示すことでスペースが広がり、インサイドでジミー・バトラーやバム・アデバヨがより活躍できるという相乗効果も生まれています。

今回はスタッツから彼の活躍を振り返ってきましたが、そういったスタッツでは見えない部分の活躍にも注目するとさらに楽しめると思います。


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  1. 主力選手の欠場で若手選手も出場機会増
  2. 開幕3試合目でチームトップの23得点
  3. 2年目で全てのスタッツが大幅に上昇
  4. NBA・チームのレコードを数々更新




まとめ

ダンカン・ロビンソンのNBA2年目までの飛躍を振り返りました。

この先の更なる成長にも期待しながら、ロビンソンの活躍に注目したいと思います。