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八村と同期でNBAデビュー後に評価を上げたルーキーBEST5



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シーズン中断の影響で例年よりも遥かに長かった2019-20シーズンが終わり、NBAはまた次のシーズンへと歩みを進めています。

2019-20シーズンを振り返ってみると、やはり1年目ながらワシントンウィザーズのスタメンとしてチームに大きく貢献した八村塁選手の活躍は非常に印象的でした。


ただ今季は八村選手以外にもルーキーが豊作なシーズン。

新人王ジャ・モラントザイオン・ウィリアムソンらは開幕前から注目される存在でしたが、シーズン開幕後に大きく評価を上げた選手もいます。


ということで今回は八村選手と同期の2019年デビュー組の中で、シーズン開幕後に評価を上げた選手BEST5を紹介したいと思います。*1 *2





押さえておきたいポイント

NBAデビュー後に評価を上げた選手”を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. 八村塁の1年目は?
  2. どんな選手が同期にいる?
  3. 評価を上げたのは誰?
  4. その選手はどんな活躍をした?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、”NBAデビュー後に評価を上げた選手”について紹介していきます。



八村塁と同期のNBA選手

まずは本題に入る前に八村塁と同期のNBA選手についてざっくりと確認しておきましょう。

「八村塁の1年目」と「2019年デビューのNBA選手」というポイントから見ていきます。


八村塁の1年目

八村塁

  • 1巡目全体9位指名
  • Washington Wizards
  • 48 試合出場 (先発 48 試合)
  • シーズン平均:13.5 PTS 6.1 REB 1.8 AST
  • 選出:All-Rookie 2nd Team


八村選手はご存知の通り日本人初のドラフト1巡目全体9位指名でワシントンウィザーズに入団。

シーズン中盤の怪我で長期離脱があったものの、出場した48試合全てにスターターとして起用されるなどチームの中心選手として活躍しました。


平均6.1リバウンドは40試合以上出場したルーキーでトップ、さらにルーキー全体で第7位の平均13.5得点という素晴らしい成績を残した八村選手は、この年のオールルーキー2ndチームに選ばれています。


これだけの活躍をして現地でも高い評価を受けていた八村選手でさえオールルーキー2ndチームですから、同期のレベルの高さがよく分かりますね。

ではそんな八村選手と同期である2019年NBAデビューの選手たちも見ておきましょう。



2019年デビューのNBA選手

2019年 ドラフト上位指名選手

  • 1位:Zion WilliamsonDuke
  • 2位:Ja Morant(Murray State)
  • 3位:RJ BarrettDuke
  • 4位:De'Andre Hunter(Virginia)
  • 5位:Darius Garland(Vanderbilt)
  • 6位:Jarrett Culver(Texas Tech)
  • 7位:Coby White(UNC)
  • 8位:Jaxson Hayes(Texas)
  • 9位:Rui Hachimura(Gonzaga)
  • 10位:Cam ReddishDuke


この他にも、2018年ドラフト全体14位指名のマイケル・ポーターJr.、ドラフト外入団のルーゲンツ・ドルトなどが2019年にNBAデビューを果たしています。

ではそんな同期選手のうちでNBAデビュー後に評価を上げた選手の活躍を見ていきましょう。




評価を上げた選手 BEST5

ここからは本題であるNBAデビュー後に評価を上げた選手を紹介します。

NBAデビュー1年目のスタッツとともにシーズンの概要を見ていきましょう。


Kendrick Nunn



  • ドラフト外
  • Miami Heat
  • 67 試合出場 (先発 67 試合)
  • シーズン平均:15.3 PTS 2.7 REB 3.3 AST
  • 選出:All-Rookie 1st Team


2018-19シーズンはゴールデンステートウォーリアーズ傘下のGリーグチームでプレーし、2019-20シーズンにNBAデビューを果たしたケンドリック・ナン

開幕スターターを勝ち取って迎えた2019-20シーズン、いきなり開幕5試合で合計112得点というドラフト外ルーキー史上最多得点を記録します。


その後のシーズンもザイオン、モラントに次ぐ平均15.3得点の活躍を見せたナンはドラフト外選手ながらオールルーキー1stチームに選出され、新人王投票でも第2位の得票を集めました。

シーズン終盤には自身の新型コロナウイルス感染やゴラン・ドラギッチの大活躍もあってベンチスタートが増えましたが、来シーズン以降の活躍にも大いに期待が持てる選手です。




Eric Paschall



  • 2巡目全体41位指名
  • Golden State Warriors
  • 60 試合出場 (先発 26 試合)
  • シーズン平均:14.0 PTS 4.6 REB 2.1 AST
  • 選出:All-Rookie 1st Team


2019年ドラフト2巡目全体41指名という決して高くない順位でゴールデンステートウォーリアーズに入団したエリック・パスカル

クレイ・トンプソンのシーズン全休、ステフィン・カリーの開幕4試合目の怪我によって、ドラフト2巡目ルーキーのパスカルが急遽チームで大きな役割を担うこととなりました。


昨年のNBAファイナルに出場したとは思えないほど連敗が続くウォーリアーズでしたが、そんな中でもパスカルは将来の希望を感じさせるような存在感を放ちます。

スターターもローテションも目まぐるしく変わったチームの中で平均14.0得点4.6リバウンドの活躍を見せたパスカルは、ウォーリアーズではハリソン・バーンズ以来となるオールルーキー1stチームに選出されました。


当然まだまだ課題も多い選手ではありますが、同じく2巡目指名からリーグ屈指の選手にまで成長したドレイモンド・グリーンの薫陶を受けることで今後もより成長していくでしょう。



Brandon Clarke



  • 1巡目全体21位指名
  • Memphis Grizzlies
  • 58 試合出場 (先発 4 試合)
  • シーズン平均:12.1 PTS 5.9 REB 1.4 AST
  • 選出:All-Rookie 1st Team


八村塁とゴンザガ大学でチームメイトだったブランドン・クラーク

大学時代の活躍や身体能力からするともっと高順位で指名されてもおかしくないような選手でしたが、ドラフトでは1巡目全体21位でオクラホマシティーサンダーに指名されます。*3


主にベンチスタートの選手ながら平均12.1得点5.9リバウンドと素晴らしい成績をマークし、シーズン合計リバウンド345本というルーキーで最多の数字も残しました。

さらに大学時代からの武器である運動能力はNBAにおいても健在で、平均0.8ブロックなどディフェンス面でも貢献しています。


ドラフトでは八村選手よりも低い順位で指名されたクラークですが、最終的には八村選手よりも高評価のオールルーキー1stチームに選出されました。

新人王のジャ・モラントとともに今後のグリズリーズを担っていく楽しみな存在ですね。



Tyler Herro



  • 1巡目全体13位指名
  • Miami Heat
  • 55 試合出場 (先発 8 試合)
  • シーズン平均:13.5 PTS 4.1 REB 2.2 AST
  • 選出:All-Rookie 2nd Team


タイラー・ヒーローは1巡目13位指名なのでここまで見てきた選手よりも比較的高い順位でマイアミヒートに入団していますね。

とはいえあくまで将来性のある選手という評価でしたので、流石に1年目から即戦力としてここまでの活躍をするとは思われていませんでした。


ケンタッキー大学時代から高いシュート能力や自らプレーをクリエイトする能力に長けていたヒーローはNBA4試合目にして29得点の活躍。

その後もベンチ出場ながら平均13.5点の活躍でケンドリック・ナンやダンカン・ロビンソンらとともにチームの躍進の原動力となりました。


シーズン中断明けに見事オールルーキー2ndチームに選出されたヒーローですが、彼の真価が発揮されたのは選出後に迎えたプレーオフのこと。

クラッチタイムと呼ばれる試合最終盤においても一切躊躇することなくシュートを放つ強心臓ぶりを発揮します。


ボストンセルティックスとのカンファレンスファイナルでは試合終盤に連続ターンオーバーなどミスがありながらもシュートを打ち続け、最終的に37得点という20歳以下の選手ではNBAプレーオフ史上歴代2位の記録も打ちたてました。

史上最年少のスターター起用となったNBAファイナルでは惜しくもレイカーズに敗れてしまいましたが、このプレーオフでの活躍が彼の評価をさらに上げることに繋がったのは間違いありません。




Terence Davis


  • ドラフト外
  • Toronto Raptors
  • 72 試合出場 (先発 4 試合)
  • シーズン平均:7.5 PTS 3.3 REB 1.6 AST
  • 選出:All-Rookie 2nd Team


ドラフト外からチャンピオンチームのローテションにまでのし上がったテレンス・デービスもデビュー後に評価を上げた選手の一人と言っていいでしょう。


デービスにとって大きかったのは、ドラフト外からの叩き上げ選手フレッド・ヴァンブリートNBA屈指のポイントガードカイル・ラウリーがチームにいたこと。

彼らの元でメキメキと頭角を現したデービスは、平均16.8分の出場ながら3P成功率38.8%、平均7.5得点の活躍でオールルーキー2ndチームに選出されました。


プレーオフの要所で見せた得点以外のタフなプレーや持ち前の身体能力はコーチ陣からも非常に評価が高く、短い出場時間でインパクトを与えられる選手として信頼を獲得しています。

ヴァンブリートやパスカル・シアカムらに見られる通り若手選手の育成に定評のあるラプターズですので、デービスもこの先長い目で見ていきたい選手ですね。




まとめ

今回は八村と同期のうちNBAデビュー後に評価を上げた選手たちを紹介しました。

毎年NBAには将来有望なエリート選手が多く入ってくるのも楽しみの一つです。

しかし逆にあまり評価されていない選手に注目して、その活躍を追いかけてみるのもまた面白いかもしれませんね。




最後に

「特集記事」というカテゴリーではNBAの様々なトピックについて投稿していますので是非覗いてみてください。
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(参考)
https://stats.nba.com/
https://www.basketball-reference.com/



*1:今回の記事で紹介するスタッツは2020年7月時点のBasketball-Reference.comより抜粋

*2:「PTS=得点」「REB=リバウンド」「AST=アシスト」

*3:その後トレードでメンフィスグリズリーズへ