このブログでは以前、2021年ドラフト指名選手の学生時代の成績をまとめました。
今回は八村塁選手の学生時代にも注目したいと思います。
これまで八村選手が残してきた成績や日本代表歴などを、学生時代からNBAまでまとめて振り返ってみましょう。
他の日本人選手たちの成績についてまとめた記事もありますので是非ご覧下さい。
押さえておきたいポイント
"八村選手の成績"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。
- 八村塁って?
- これまでの経歴は?
- 高校時代の成績は?
- 大学時代の成績は?
- NBAでの成績は?
ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"八村選手の成績"について紹介していきます。
八村塁
まずは八村塁選手について確認しておきましょう。
ここでは八村選手の簡単なプロフィールやこれまでの経歴をざっくりとご覧下さい。
プロフィール

- 身長:203cm
- 体重:104kg
- ポジション:PF
- NBAキャリア:2019〜
1998年生まれ、富山県出身の八村塁選手。
ご存知の通り、日本人初のドラフト1巡目指名でワシントンウィザーズに入団を果たしました。
学生時代・NBAでの成績
ではここから八村選手の成績を振り返っていきます。
主な大会結果や受賞歴についても合わせて見ていきましょう。 *1 *2
明成高校

◯ 大会結果
- 2013 インターハイ:ベスト4
- 2013 ウインターカップ:優勝
- 2014 インターハイ:準優勝
- 2014 ウインターカップ :優勝
- 2014 Albert Schweitzer Tournament:16位
- 2014 U17 World Cup:14位
- 2015 インターハイ:優勝
- 2015 ウインターカップ:優勝
◯ 受賞歴
◯ 個人スタッツ(スクロール可能)
出場試合 | 出場時間 | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 ウィンターカップ | 5試合 | 29:30 | 27.4 | 8.4 | 0.2 | 60.6% | 0.0% | 70.8% |
2014 ウィンターカップ | 5試合 | - | 28.0 | - | - | 50.4% | 30.8% | 81.5% |
2015 ウィンターカップ | 5試合 | - | 22.4 | 13.0 | - | 53.8% | - | - |
Albert Schweitzer Tournament (2014) | 6試合 | 27:32 | 13.5 | 5.3 | 1.2 | 42.0% | 42.9% | 71.4% |
U17 World Cup (2014) | 7試合 | 34:50 | 22.6 | 6.6 | 0.7 | 39.4% | 25.0% | 64.3% |
Jordan Classic International (2015) | 1試合 | 18:00 | 9.0 | 5.0 | 0.0 | 40.0% | 0.0% | 50.0% |
高校入学時に身長が2m近くあった八村選手は1年生からレギュラーとして活躍。
1年生のときのウィンターカップでは1試合平均27.4得点8.4リバウンドという驚異的なスタッツ記録し、大会のベスト5に選出されました。
その後も破竹の勢いで成長を続けた八村選手はチームをウィンターカップ3連覇へ導き、自身も3年連続大会ベスト5選出という偉業を達成します。
ちなみにウィンターカップで3大会連続の大会ベスト5選出を果たしたのは、日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太以来17年ぶりの快挙です。
国内でもはや敵なしの八村選手は日本代表として様々な国際大会に出場。
またアンダーカテゴリの世界選抜とも言われるJordan Classic Internationalへの参加も果たしました。
そういった活躍は当然スカウトの目に留まり、アメリカの名門校ゴンザガ大学進学へ繋がっていくこととなります。
ゴンザガ大学

◯ チーム成績
- 2016-17シーズン:37勝2敗
- 2017-18シーズン:32勝5敗
- 2018-19シーズン:33勝4敗
◯ 大会結果
- 2017 NCAAトーナメント:準優勝
- 2017 U19 World Cup 2017:10位
- 2018 ワールドカップアジア予選:4位
- 2018 NCAAトーナメント:ベスト16
- 2018 Maui Invitational Tournament:優勝
- 2019 NCAAトーナメント:ベスト8
◯ 受賞歴
- John Wooden All American Team(2019)
- Consensus All-American 1st Team(2019)
- Julius Erving Award(2019)
- WCC Player of the Year(2019)
- Maui Invitational MVP(2019)
◯ 個人スタッツ(スクロール可能)
出場試合 | 出場時間 | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016-17シーズン | 28試合 | 4:36 | 2.6 | 1.4 | 0.1 | 52.8% | 28.6% | 54.2% |
2017-18シーズン | 37試合 | 20:42 | 11.6 | 4.7 | 0.6 | 56.8% | 19.2% | 79.5% |
2018-19シーズン | 37試合 | 30:12 | 19.7 | 6.5 | 1.5 | 59.1% | 41.7% | 73.9% |
U19 ワールドカップ (2017) | 7試合 | 31:23 | 20.6 | 11.0 | 2.4 | 48.0% | 32.0% | 75.5% |
ワールドカップ予選 (2018) | 4試合 | 30:24 | 21.5 | 6.0 | 1.2 | 57.6% | 28.6% | 76.2% |
八村選手はレッドシャツ期間を経ることなく、1年目からフレッシュマンとしてチームに参加しました。
まだ出場時間は限られていましたが、2016年11月にNCAAディビジョン1デビューを果たします。
2年目にはベンチスタートながら1試合平均11.6得点4.7リバウンドの活躍で存在感を発揮。
U19カテゴリの日本代表としてもチームを牽引しました。
3年目になるとフィジカルの強さとシュート精度にさらに磨きがかかり、全米でも屈指のフォワードへと成長を遂げます。
シーズンでは1試合平均21.5得点6.0リバウンドの数字をマークし、ウェストコーストカンファレンスの年間最優秀選手に。
また強豪校が招待されるマウイインビテーションでは、ザイオン・ウィリアムソン擁するデューク大学を決勝で下し一躍全米注目の選手となりました。
NCAAトーナメントは惜しくもファイナル4に届きませんでしたが、オールアメリカチームへの選出やジュリアス・アービング賞(全米ベストスモールフォワード賞)などのタイトルを総なめ。
名実ともに全米屈指のバスケットボール選手となった八村選手は、NBAドラフトへのエントリーを表明します。
NBA

◯ チーム成績
- 2019-20シーズン:25勝47敗(イースト10位)
- 2020-21シーズン:34勝38敗(プレーオフ1回戦)
- 2021-22シーズン:35勝47敗(イースト12位)
- 2022-23シーズン:43勝39敗(カンファレンスファイナル)
◯ 大会結果
◯ 受賞歴
- NBA All-Rookie 2nd Team(2020)
◯ 個人スタッツ(スクロール可能)
出場試合 | 出場時間 | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019-20シーズン | 48試合 | 30:06 | 13.5 | 6.1 | 1.8 | 46.6% | 28.7% | 82.9% |
2020-21シーズン | 57試合 | 31:30 | 13.8 | 5.5 | 1.4 | 47.8% | 32.8% | 77.0% |
ワールドカップ (2019) | 3試合 | 29:51 | 13.3 | 5.7 | 2.3 | 43.3% | 0.0% | 70.0% |
東京オリンピック (2021) | 3試合 | 37:33 | 22.3 | 6.7 | 2.0 | 40.9% | 38.1% | 71.4% |
2021-22シーズン | 42試合 | 22:30 | 11.3 | 3.8 | 1.1 | 49.1% | 44.7% | 69.7% |
2022-23シーズン | 63試合 | 23:18 | 11.2 | 4.5 | 0.9 | 48.6% | 31.9% | 73.9% |
日本人初のNBAドラフト1巡目指名でワシントンウィザーズへの入団を果たした八村選手。
ルーキーシーズンから先発として活躍し、怪我の影響がありながらも1試合平均13.5得点6.1リバウンドという成績をマークします。
1試合平均6.1リバウンドはこの年40試合以上出場したルーキーの中でトップの数字です。
エースのジョン・ウォールを怪我で欠くチームは25勝47敗とプレーオフ進出を逃しましたが、個人としてはオールルーキー2ndチームに選出されました。
2年目は課題と言われていた3Pシュートにも徐々に改善が見られ、特にディフェンス面で安定感のあるプレーを発揮。
スタッツの数字だけを見るとあまり大きな変化は見えないものの、チームにおける八村選手への信頼が厚くなったのは火を見るよりも明らかです。
日本代表としては2019ワールドカップでアメリカ戦を含む3試合に出場し、1試合平均13.3得点5.7リバウンド。
開会式で旗手も務めた東京オリンピックでは、1試合平均22.3得点6.7リバウンドの活躍を見せました。
そして迎えた3年目。
記事作成時点では未だ出場に至っていませんが、今後も八村選手の活躍を末永く見られることをただただ願うばかりです。
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最後に
「まとめ」カテゴリーでは他にもNBAに関してまとめた記事を投稿していますので是非覗いてみてください。
(参考)
http://www.japanbasketball.jp/
https://www.sports-reference.com/cbb/
https://basketball.realgm.com/
https://www.basketball-reference.com/
*1:ここで紹介する情報やスタッツはhttp://www.japanbasketball.jp/、https://www.sports-reference.com/cbb/、https://basketball.realgm.com/、https://www.basketball-reference.com/を参考に筆者が独自に集計したものです。
*2:不明部分は「-」と表記しています。