このブログでは以前、2021-22シーズンNBAのパワーフォワード年俸ランキングを紹介しました。
調べてみると様々な発見がありましたので、別のポジションについても見ておきたいと思います。
ということで今回は、2021-22シーズンNBAのセンター年俸ランキングを見ていきましょう。
その他のポジションについても2021-22シーズンの年俸ランキングを紹介していますので。興味がある方はこちらも覗いてみてください。
押さえておきたいポイント
"2021-22シーズンのセンター年俸ランキング"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。
ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"2021-22シーズンのパワーフォワード年俸ランキング"について紹介していきます。
2021-22シーズンNBAのお金事情
まずは2021-22シーズンNBAのお金事情についてざっくりと確認しておきましょう。
NBAの発表によると、2021-22シーズンのサラリーキャップは$112,414,000に設定されたとのこと。
新型コロナウイルスの影響を大きく受けた過去2シーズンのサラリーキャップが$109,140,000でしたので、そこから少しだけ上昇していることが分かります。
ちなみに10年前の2011-12シーズンはサラリーキャップが$58,044,000でした。
グラフからも分かる通りこの10年で2倍近くにまで膨れ上がっています。
サラリーキャップが2倍になっているこということは、その分NBA選手の年俸も上昇しているということ。
特にトップ選手たちの年俸を見るとその上昇は顕著です。
10年前には考えられなかったような金額の契約も続々と結ばれ、年俸ランキングもどんどん高額になってきています。
\ NBA Rakutenが無料!/楽天モバイルのキャンペーンを見る
次は実際に2021-22シーズンの年俸ランキングを見ていきましょう。
2021-22 C年俸ランキング
ではここから2021-22シーズンのセンター年俸ランキングを紹介していきます。
各選手の契約内容も合わせてご覧下さい。 *1
第10位 Steven Adams
- 2021-22 年俸:$17,073,171
- チーム:Memphis Grizzlies
- 契約内容:2年 $35,000,000(2023年まで)
2021-22シーズンのセンター年俸ランキング第10位は、メンフィスグリズリーズのスティーブン・アダムズです。
アダムズは2020年に2年$35,000,000の契約延長を結んでいます。
今季は全試合に先発出場し、1試合平均6.9得点8.6リバウンドという数字をマーク中。
さらに自己キャリア最多の平均2.6アシストと、若手が躍動するチームの中でベテランならではの活躍を見せています。
第9位 Myles Turner
- 2021-22 年俸:$18,000,000
- チーム:Indiana Pacers
- 契約内容:4年 $80,000,000(2023年まで)
ターナーは2019年にペイサーズと4年$80,000,000の契約延長を結び、今季はその3シーズン目にあたります。
今季は他にもマルコム・ブログドンやキャリス・ルバートといった中心選手たちの契約が残り2シーズンとなりますので、オフシーズンに向けたチーム作りにも重要な1年です。
ただ開幕からカンファレンス下位に低迷するペイサーズには主力選手たちのトレードの噂も出ており、この先の動きから目が話せない状況となっています。
第8位 Clint Capela
- 2021-22 年俸:$18,603,448
- チーム:Atlanta Hawks
- 契約内容:5年 $90,000,000(2023年まで)
アトランタホークスのクリント・カペラが第8位にランクインしました。
2020-21シーズンにはリーグトップの平均14.3リバウンド、リーグ第3位の平均2.1ブロックを記録したカペラ。
現在5年$90,000,000の契約下にありますが、既に2021年9月にはホークスと2年$45,881,280の契約延長も果たしています。
これによってカペラは最長で2024-25シーズンまでホークスに在籍することが可能です。
第7位 Jarrett Allen
- 2021-22 年俸:$20,000,000
- チーム:Cleveland Cavaliers
- 契約内容:5年 $100,000,000(2026年まで)
第7位はクリーブランドキャバリアーズのジャレット・アレンです。
アレンは開幕前にキャブスと5年$100,000,000の大型契約を結びました。
今季の年俸$20,000,000というのは、オールスタークラスのセンターと比べても何ら遜色ありません。
センター選手の年俸が低いこの時代において大型契約を勝ち取った今シーズンのアレンは、実際その年俸にふさわしい活躍でオールスターへの初選出も現実味を帯びてきています。
第6位 Nikola Vucevic
- 2021-22 年俸:$24,000,000
- チーム:Chicago Bulls
- 契約内容:4年 $100,000,000(2023年まで)
ニコラ・ブーチェビッチが第6位にランクインしました。
昨シーズンついに長年在籍したオーランドマジックからシカゴブルズへと移籍したブーチェビッチ。
移籍後には若干成績を落としたものの、平均21.5得点11.5リバウンドとその存在感は攻守に渡って健在です。
新たに加入したデマー・デローザンやロンゾ・ボールらも活躍する今季のブルズは、2017年以来となるプレーオフ進出もほぼ間違いないでしょう。
第5位 Al Horford
- 2021-22 年俸:$27,000,000
- チーム:Boston Celtics
- 契約内容:4年 $109,000,000(2023年まで)
2年ぶりにボストンセルティックスに戻ってきたアル・ホーフォードが第5位です。
ホーフォードは今季開幕前に、ケンバ・ウォーカー絡みのトレードでモーゼス・ブラウンとともにセルティックスへと移籍しました。
ウォーカーを放出したことによってキャップスペースを生み出したセルティックスは、今季だけでなくこの先のシーズンで更なる柔軟な動きが可能になったわけです。
もちろんホーフォードの残り2年間の契約も安くはありませんが、経験豊富なセンタープレーヤーによって不安のあったインサイドに厚みが増したことは間違いありません。
第3位 Joel Embiid
- 2021-22 年俸:$31,579,390
- チーム:Philadelphia 76ers
- 契約内容:5年 $147,710,050(2023年まで)
同率で今季年俸第3位に輝いたのは、フィラデルフィア76ersのジョエル・エンビードです。
現在エンビードが結んでいる契約は2023年までですが、既に4年$195,921,600という超大型の契約延長も済ませています。
これはNBA史上7人目となるスーパーマックス契約で、センタープレーヤーとしては初めてのこと。
2026-27シーズンの年俸額は$54,228,300の予定ですので、センタープレーヤーがNBAの最高年俸を稼ぐ時代が20年ぶりに到来しそうです。
第3位 Nikola Jokic
- 2021-22 年俸:$31,579,390
- チーム:Denver Nuggets
- 契約内容:5年 $147,710,050(2023年まで)
デンバーナゲッツのニコラ・ヨキッチも、エンビードと同額の$31,579,390で第3位にランクイン。
2020-21シーズンにシーズンMVPを獲得したヨキッチは、同時にスーパマックス契約の資格も獲得しました。
その際の契約金額は5年間で$241,000,000にも上ると予想されています。
第2位 Karl-Anthony Towns
- 2021-22 年俸:$31,650,600
- チーム:Minnesota Timberwolves
- 契約内容:5年 $158,253,000(2024年まで)
第2位はミネソタティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズです。
タウンズは現在5年$158,253,000の大型契約を結んでいます。
彼は以前から一つのフランチャイズでキャリアを過ごしたいと公言していますが、先日のGersson Rosas球団社長解任時にはチームに対する不信感も顕にしていました。
タウンズの去就を大きく左右するかもしれない今季のティンバーウルブズには注目です。
第1位 Rudy Gobert
- 2021-22 年俸:$35,344,828
- チーム:Utah Jazz
- 契約内容:5年 $205,000,002(2026年まで)
2021-22シーズンNBAのセンター年俸ランキング栄えある第1位に輝いたのは、ユタジャズのルディー・ゴベアです。
この5年$205,000,002という契約はスーパーマックス契約ではありません。
ゴベアは契約交渉時にスーパーマックス契約を求めず、チーム作りのためにキャップスペースを残したそうです。
その判断を間違いにしないためにも、今季こそは是非ともNBAファイナルに進出してもらいたいところ。
\ NBA Rakutenが無料!/楽天モバイルのキャンペーンを見る
今回紹介したTOP10以下のランキングも一覧にまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください。
2021-22 C年俸ランキング(スクロール可能)
順位 | 選手 | チーム | 年俸 |
---|---|---|---|
1 | Rudy Gobert | UTH | $35,344,828 |
2 | Karl-Anthony Towns | MIN | $31,650,600 |
3 | Nikola Jokic | DEN | $31,579,390 |
3 | Joel Embiid | PHI | $31,579,390 |
5 | Al Horford | BOS | $27,000,000 |
6 | Nikola Vucevic | CHI | $24,000,000 |
7 | Jarrett Allen | CLE | $20,000,000 |
8 | Clint Capela | ATL | $18,603,448 |
9 | Myles Turner | IND | $18,000,000 |
10 | Steven Adams | MEM | $17,073,171 |
11 | Jonas Valanciunas | NOP | $14,000,000 |
12 | Brook Lopez | MIL | $13,302,325 |
13 | Deandre Ayton | PHX | $12,632,950 |
14 | Jusuf Nurkic | POR | $12,000,000 |
15 | Dwight Powell | DAL | $11,080,125 |
16 | Richaun Holmes | SAC | $10,384,500 |
17 | Tristan Thompson | SAC | $9,720,900 |
17 | Derrick Favors | OKC | $9,720,900 |
17 | Serge Ibaka | LAC | $9,720,900 |
20 | James Wiseman | GSW | $9,166,800 |
21 | Nerlens Noel | NYK | $8,800,000 |
22 | Jakob Poeltl | SAS | $8,750,000 |
23 | Thomas Bryant | WAS | $8,666,667 |
24 | Daniel Theis | HOU | $8,280,351 |
25 | Evan Mobley | CLE | $8,075,160 |
26 | Mohamed Bamba | ORL | $7,568,743 |
27 | Ivica Zubac | LAC | $7,518,518 |
28 | Zach Collins | SAS | $7,000,000 |
29 | Wendell Carter Jr. | ORL | $6,920,027 |
30 | Jaxson Hayes | NOP | $5,348,280 |
31 | Robin Lopez | ORL | $5,000,000 |
31 | JaVale McGee | PHX | $5,000,000 |
33 | Willie Cauley-Stein | DAL | $4,100,000 |
34 | Gorgui Dieng | ATL | $4,000,000 |
35 | Alex Len | SAC | $3,732,000 |
36 | Robert Williams III | BOS | $3,661,976 |
37 | Boban Marjanovic | DAL | $3,500,000 |
38 | Isaiah Stewart | DET | $3,277,080 |
39 | Alperen Sengun | HOU | $3,214,680 |
40 | Goga Bitadze | IND | $3,098,400 |
41 | Willy Hernangomez | NOP | $2,327,220 |
42 | Bol Bol | DEN | $2,161,152 |
43 | Udoka Azubuike | UTH | $2,075,880 |
44 | Day'Ron Sharpe | BKN | $2,009,040 |
45 | Damian Jones | SAC | $1,977,011 |
46 | Mitchell Robinson | NYK | $1,802,057 |
47 | Tony Bradley | CHI | $1,789,256 |
48 | Naz Reid | MIN | $1,782,621 |
49 | Moritz Wagner | ORL | $1,729,217 |
50 | Moses Brown | DAL | $1,701,593 |
まとめ
今回は2021-22シーズンのセンター年俸ランキングを紹介しました。
来季以降の年俸にも注目したいと思います。
*1:ここで紹介する年俸額と各選手のポジションは記事作成時点のhttps://www.spotrac.com/に基づく