Digin' NBA

NBAとかプロテインとか。

ORB%で見るNBA史上最強のセンターTOP10



スポンサードリンク

ハッピーウィークデー開催中

画像引用元:https://www.myprotein.jp/ 

マイプロテイン公式サイトでは人気のビタミン・ミネラルサプリメントが50%OFF


「50%OFF対象商品」はこちら



さらに今なら初回購入キャンペーンで、お好きな商品が通常価格の40%OFFに!


キャンペーンを利用する




スポンサードリンク






近年のNBAではアウトサイドプレーや3Pシュートが得意な”ストッレッチ5”と呼ばれるビッグマンの活躍が増えています。

とはいえ現代のバスケットボールにおいても、リバウンドを確保することやオフェンスリバウンド攻撃機会を増やすことが重要であるのは紛れもない事実です。


オフェンスリバウンドの能力を表す指標にはORB%という重要なスタッツがあります。


ではそんなORB%がこれまでのNBAで最も高かった選手は一体誰なんでしょう。

それを調べれば自ずと「NBA史上最強のセンター」が分かりそうですね。


というわけで今回は歴代の選手をキャリア通算ORB%でランク付けし、NBA史上最強のセンターTOP10を紹介したいと思います。





押さえておきたいポイント

NBA史上最強のセンター”を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. ORB%って何?
  2. どうやって計算するの?
  3. ORB%が高かったのは誰?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、”NBA史上最強のセンター”を紹介していきます。



ORB%

まずはORB%の概要をざっくりと紹介します。

「オフェンスリバウンド」「ORB%とは」「計算方法」というポイントに注目して見ていきましょう。


オフェンスリバウンド

そもそもオフェンスリバウンドとは、その名の通りオフェンス側が確保したリバウンドのことを指します。

本題であるORB%を理解するためにも、「オフェンスリバウンドが発生する状況」について改めて確認しておきましょう。


f:id:jasonKIDO:20200718111901j:plain


図のようにシュートが外れ、そのボールをオフェンス側が確保したときにオフェンスリバウンドは成立します。*1

何を今更って感じでしょうか。


ただこういった「オフェンスリバウンドになり得る状況」について確認しておくことが、後々ORB%の重要性を理解することに繋がっていきます。

まずはこの図を何となく頭に入れて、本題であるORB%について見ていきましょう。



ORB%とは

ORB%(Offensive Rebound Percentage)はチームや選手を評価する際に用いられる指標の一つ。

ディーン・オリーバー氏が名著『Basketball on paper』で提唱したFour Factors(オフェンスの効率を評価するにあたって重要な4つのスタッツ)の一つですね。


良いチームはこの”Four Factors”が優れているので、分析するならとりあえずコレを見ておけというくらい大事な要素とされています。


ではそんな重要なスタッツであるORB%とは一体どんなものなのでしょうか?


試しに”ORB%”を検索するとこのような説明が出てきます。

Offensive rebound percentage is an estimate of the percentage of available offensive rebounds a player grabbed while he was on the floor.

https://www.basketball-reference.com/about/glossary.html




Google翻訳によると「プレーヤーがフロアにいる間に獲得する利用可能なオフェンスリバウンドの割合の推定値」だそうです。

何となく言いたいことは分かりますが、これだけだとイマイチ納得できませんね。


なので具体的な例からこのスタッツを紐解いてみましょう。

  • 今シーズン、ジョエル・エンビードORB%は10.1%だった


この文章を噛み砕いて説明すると...

  • 今シーズン、ジョエル・エンビードは、出場しているとき、自チームがミスしたシュートのうち10.1%をオフェンスリバウンドにした


といった解釈になります。

ORB%というスタッツが何となく見えてきましたね。


スタッツを捉える為に重要なポイントは3つ

  • 出場しているとき
  • 自チームがミスしたシュートのうち
  • XX%をオフェンスリバウンドにした


「自チームがミスしたシュート」を言い換えると「実際取れたかどうかは別にして獲得可能だったオフェンスリバウンドの数」と言えますね。

先ほどの図ではこの部分。


f:id:jasonKIDO:20200718111905j:plain


ORB%はそんな「獲得可能なリバウンド」に対して実際は「何本のオフェンスリバウンドが取れるのか」という割合を示しているんです。

つまりORB%は「出場しているとき、獲得可能なリバウンドのうちどれくらいをオフェンスリバウンドにできるか」で選手のリバウンド能力を測るというテーマを持ったスタッツなんですね。


このテーマを頭に入れて、次はスタッツの計算方法からORB%を見ていきましょう。



計算方法

スタッツの計算を自力でする機会は中々ないとは思いますが、ORB%をより理解する為にも計算方法を紹介しておきたいと思います。

ORB%は以下の計算式で求めることができます。*2 *3 *4


f:id:jasonKIDO:20200718111911j:plain


見ただけでも考えるのをやめたくなるような計算式ですね。

しかしこの一見複雑に見える計算式も、実は先ほど紹介したスタッツのテーマ理解していれば簡単です。


ORB%は「出場しているとき、獲得可能なリバウンドのうちどれくらいをオフェンスリバウンドにできるか」で選手のリバウンド能力を測るものでした。

「出場しているとき」「獲得可能なリバウンド」「オフェンスリバウンド」が計算式のどの部分に当てはまるのかさえ分かれば、この計算式の意味も自ずと見えてきます。


f:id:jasonKIDO:20200718111919j:plain


(Team ORB + Opp DRB)というのは先ほど図でも見た通り「実際取れたかどうかは別にして獲得可能だったオフェンスリバウンド」のことです。

それぞれの部分が意味する内容を把握することで、この計算式がスタッツのテーマに帰結していることを理解できたと思います。


とりあえずはこの計算式が「出場しているとき、獲得可能なリバウンドのうちどれくらいをオフェンスリバウンドにできるか」というテーマを落とし込んだものだと何となく理解できればOKです。


ちなみにチーム全体のORB%を求める場合には「出場しているとき」という部分を考慮しなくていいので、よりシンプルな計算式で求めることができます。


f:id:jasonKIDO:20200718111925j:plain


こちらも合わせて把握しておきましょう。

  1. ORB%はオフェンスを評価する指標の一つ
  2. 獲得可能なリバウンドに対するORBの割合で評価する
  3. 計算では出場時間も考慮している




キャリア通算ORB% 歴代TOP10

ではここから本題である「NBA史上最強のセンター」をキャリア通算ORB%でランク付けしていきます。

キャリア通算スタッツや概要とともにご確認ください。*5 *6 *7


第10位 Nazr Mohammed



  • ORB%:13.30
  • キャリア:1998〜2016
  • TRB:4.7
  • ORB:1.8
  • DRB:2.9
  • PTS:5.8


アトランタホークスやシカゴブルズなど8つのNBAチームでプレーしたジー・モハメドが第10位にランクイン。

1試合あたりのORB数だけで見ると、一般的なビッグマンと比べても特段多いわけではありません。

にも関わらずORB%で歴代TOP10に入っているわけですから、出場している時間には非常に効率よくオフェンスリバウンドを獲得していたということですね。



第9位 Dale Davis


  • ORB%:13.40
  • キャリア:1991〜2007
  • TRB:7.9
  • ORB:3.0
  • DRB:4.8
  • PTS:8.0


第9位には1990年代インディアナペイサーズなどで活躍したデイル・デイビスが登場です。

レジー・ミラーらと共にNBAファイナル進出を果たした1999-00シーズンには、自身初となるオールスターにも選出されています。

キャリア16シーズンのうち10シーズンでリーグトップ10のORB%を記録したことからも、安定したオフェンスリバウンド能力が窺えますね。



第8位 Tristan Thompson


  • ORB%:13.62
  • キャリア:2011〜
  • TRB:8.7
  • ORB:3.4
  • DRB:5.3
  • PTS:9.4


ここで第8位に現役選手のトリスタン・トンンプソンがランクインしました。


トンプソンの真骨頂といえばまさにオフェンスリバウンド。

現役では間違いなくトップクラスのリバウンド能力を持った選手でしょう。


ルーキーイヤーからORB%14.4を記録し、キャリア通算のORB%は現役選手で第2位の成績です。

チームに新加入したアンドレ・ドラモンドとどのように共存していくのか、今後の去就にも注目したいと思います。



第7位 Reggie Evans



  • ORB%:15.03
  • キャリア:2002〜2015
  • TRB:7.1
  • ORB:2.5
  • DRB:4.7
  • PTS:4.1


第7位はシアトルスーパーソニックスやブルックリンネッツなどで活躍したジーエバンスです。

スタッツを見ても分かる通り得点で目立つことは多くありませんでしたが、ベンチから出場してディフェンスやリバウンドで貢献することの出来る選手でした。


2012-13シーズンには平均ORBが3.3本でリーグ8位の数字ながらも、ORB%を見てみると15.5でリーグトップの成績を記録しています。

ちなみにそのシーズンはディフェンスリバウンドでもリーグトップのDRB%を記録しており、リバウンド能力の高さを証明する一年となりました。




第6位 Chris Dudley


  • ORB%:15.15
  • キャリア:1987〜2003
  • TRB:6.2
  • ORB:2.5
  • DRB:3.6
  • PTS:3.9


1980年代から2000年代にかけてポートランドトレイルブレイザーズやニュージャージーネッツなどで活躍したクリス・ダドリーが第6位にランクイン。

ダドリーといえばシャキール・オニールにダンクされた後にボールを投げつけたシーンを思い浮かべる方も多いかと思いますが、彼のリバウンド能力の高さを忘れてはいけません。


1991-92シーズンにはキャリアハイとなる平均4.2本のORBを記録し、リーグトップのORB%18.4という成績も残しています。

このORB%18.4という数字は、NBAの長い歴史の中でも第10位に位置する好記録です。



第5位 Jeff Foster


  • ORB%:15.24
  • キャリア:1999〜2012
  • TRB:6.9
  • ORB:2.8
  • DRB:4.1
  • PTS:4.9


13年間インディアナペイサーズ一筋でプレーしたジェフ・フォスターが第5位に登場です。

派手さはないものの泥臭く仕事をこなし、地元インディアナの目の肥えたファンからも愛された選手でした。

短い出場時間の中でも安定してオフェンスリバウンドを獲得したフォスターは、2006-07シーズンから2年連続でリーグトップのORB%を記録しています。



第4位 Larry Smith


  • ORB%:15.8
  • キャリア:1980〜1993
  • TRB:9.2
  • ORB:3.9
  • DRB:5.3
  • PTS:6.7


第4位は1980年からウォーリアーズなどで活躍したリー・スミスです。

203cmのスミスが並み居るビッグマンの中でこれだけオフェンスリバウンドを量産したわけですから、いかに優れたリバウンダーだったのかが分かります。


デビューイヤーからいきなりリーグトップのORB%18.3を叩き出し、その後もキャリア通算3回のシーズンリーダーに輝いています。

現役引退後はコーチとしても活躍し、アシスタントコーチを務めたヒューストンロケッツでは1994年、1995年のNBA連覇にも貢献しました。



第3位 Moses Malone



  • ORB%:16.33
  • キャリア:1974〜1995
  • TRB:12.3
  • ORB:5.1
  • DRB:7.2
  • PTS:20.3


1970年代から1990年代にかけて活躍した殿堂入りレジェンドのモーゼス・マローンが第3位にランクインしました。

マローンといえば強靭なフィジカルとリバウンド感覚を兼ね揃えた選手で、キャリア通算6度のリバウンド王に輝いています。


中でも特にオフェンスリバウンドの能力は傑出していて、通算ORB数ではNBA歴代1位の7382本という大記録も残しています。*8

歴代2位のアーティス・ギルモアで4816本。明らかに異次元ですね。


当然ORB%でも常に好成績を残しており、キャリアのうち8シーズンでリーグトップのORB%を記録しました。



第2位 Andre Drummond


  • ORB%:16.35
  • キャリア:2012〜
  • TRB:13.8
  • ORB:4.8
  • DRB:9.1
  • PTS:14.5


第2位にはアンドレ・ドラモンドがランクインです。現役選手の中ではトップの成績ですね。

ここまでのキャリア8シーズンで既に5度リーグトップのORB%を達成しています。


さらにドラモンドの場合はオフェンスリバウンドだけでなく、ディフェンスリバウンドにも秀でています。

キャリア通算DRB%でもNBA歴代1位の数字を記録していて、総合的なリバウンド能力で考えると名だたるレジェンドを抑えて歴代トップの成績です。


しかしながら近年センターに機動力やシュート力が求められることも増え、ドラモンドでさえピストンズから半ば放出のような形でキャバリアーズにトレードされました。

このような素晴らしいスタッツを改めて見てみると、彼のリバウンド能力を上手く活かせるチームで活躍してもらいたいとつくづく思いますね。




第1位 Dennis Rodman



  • ORB%:17.21
  • キャリア:1986〜2000
  • TRB:13.1
  • ORB:4.8
  • DRB:8.4
  • PTS:7.3


NBAを代表する稀代のリバウンダーデニス・ロッドマンが、キャリア通算ORB%ランキングの栄えある第一位に輝きました。

やはり「ロッドマンといえばリバウンド」というくらい彼の代名詞ともなっているのがこのリバウンド能力です。


コート内外での振る舞いからは想像もつきませんでしたが、シュートの軌道や選手のクセを研究してリバウンド落下地点を予測する訓練も積んでいたそうですね。

その結果7度のリバウンド王、ORB%でも7回シーズンリーダーに輝いています。


ブルズ時代やピストンズ時代の印象が強いロッドマンですが、彼のキャリアで最もORB%が高かったのはスパーズに所属していた1994-95シーズンなんですね。

そのシーズンに記録したORB%20.8という数字は、NBAの歴史上で最も高いシーズンORB%として未だ塗り替えられていない大記録です。


1シーズンだけでなくキャリア通してこれだけの成績を残しているわけですから、改めてロッドマンのリバウンド能力の凄まじさを感じますね。



まとめ

今回はORB%に注目してNBA史上最強のセンターTOP10を紹介しました。

NBAにおいてORB%というスタッツが記録され始めたのは1970-71シーズンからですので、このランキングにウィルト・チェンバレンら60年代のレジェンドが含まれていない点はご容赦下さい。


とはいえ今回紹介した選手たちがNBAを代表するセンターであるのは紛れもない事実です。

ORB%というスタッツに注目して見てみると、これまでの印象とはまた違った選手の一面が発見できるかもしれません。


今回紹介したTOP10以下のランキングも載せておきますので、興味がある方はそれぞれの選手についても調べてみて下さい。


f:id:jasonKIDO:20200718112137j:plain



最後に

ORB%に基づいて歴代選手たちのシーズン毎のパフォーマンスについてもランキングで紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。




他にもこのブログでは様々な「ランキング」を紹介しています。
「ランキング」カテゴリーの記事一覧



「用語で解るNBAというカテゴリーではNBAの解説も投稿していますので是非覗いてみてください。
「用語で解るNBA」カテゴリーの記事一覧




(参考)
https://www.basketball-reference.com/



*1:ディフェンス側がボールに触りアウトオブバウンズになった場合もオフェンスリバウンドとしてカウントされる

*2:ORB=個人のオフェンスリバウンド数、Team ORB=自チームのオフェンスリバウンド数、Opp DRB=相手チームのディフェンスリバウンド数、MP=個人の出場時間、Team MP=自チーム全体の出場時間

*3:https://www.basketball-reference.com/about/glossary.htmlを参照

*4:媒体によっては異なる計算式を用いることもある

*5:今回の記事で紹介するスタッツは2020.7.1時点のBasketball-Reference.comを元に集計

*6:「ORB%=Offensive Rebound percentage」以下キャリア通算1試合あたりの「TRB=トータルリバウンド数」「ORB=オフェンスリバウンド数」「DRB=ディフェンスリバウンド数」「PTS=得点」

*7:通算成績にはABAでのキャリアもカウントする

*8:NBAでオフェンスリバウンドのカウントが始まったのは1973-74シーズンから