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NBAとかプロテインとか。

NBAは「AST%」で選手のアシスト能力を見極める



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新型コロナウイルスの影響でNBAのシーズンが中断していることもあり、過去の試合やこれまでのスタッツについて調べる機会が増えています。

スタッツというものは調べれば調べるほど興味が湧いてくるものですが、そんな中でも今回注目したいのはAST%(アシストパーセンテージ)というスタッツ。


AST%について検索してみても出てくるのは英語の記事だったりと、日本語で詳しく解説している記事がいまいち見つかりません。

ということで今回はそんなAST%について紹介したいと思います。





「用語で解るNBA」とは

このブログは知識0からNBAが解るということをテーマにしています。

「用語で解るNBA」では単に用語の意味を知るだけでなく、その用語を通じてNBAを理解していくことが目的です。

<用語で解るNBA

❌ とりあえず用語の意味を知る
⭕️ 用語を通してNBAを理解する

この記事では”AST%”という用語を詳細にではなくざっくり解説します。

その中でもテーマ図解を交えることで納得してNBAを理解できるようになっています。



押さえておきたいポイント

”AST%”を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. AST%って?
  2. どうやって計算するの?
  3. 結局何がわかるの?
  4. 今シーズンAST%が高い選手は誰?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、”AST%”について説明していきます。



AST%

まずはAST%の概要をざっくりと紹介します。「AST%とは何か」「AST%の計算方法」に注目して見ていきましょう。


AST%とは

AST%(Assist Percentageは選手のオフェンスを評価する際に用いられる指標の一つです。*1

試しに”AST%”を検索するとこのような説明が出てきます。

Assist percentage is an estimate of the percentage of teammate field goals a player assisted while he was on the floor.

https://www.basketball-reference.com/about/glossary.html




ざっくり訳すなら「ある選手が出場しているときに、チームメイトの決めたシュートの何%がその選手のアシストによるものだったのかを推定するもの」といった感じです。


例えばある選手のAST%が50(%)だったとしましょう。

その選手が出場しているときにチームメイトが決めたシュートが10本なら、そのうち5本が当該選手によるアシストから生まれたということです。


要するにこのAST%というものは選手のアシスト能力を「単純な数」だけではなく「チームへの影響力」で評価しようというのがテーマなんですね。

このテーマを何となく頭に入れて、次はスタッツの計算方法について確認していきましょう。



計算方法

基本的に自力でスタッツの計算をする機会は殆どないと思いますが、折角ですので計算式も紹介しておきたいと思います。

AST%は以下の計算式で求めることができます。*2 *3 *4


f:id:jasonKIDO:20200718110613j:plain


なにやら複雑な計算式が出てきましたが、先ほど紹介した「ある選手が出場しているときに、チームメイトの決めたシュートの何%がその選手のアシストによるものだったのか」というものを落とし込んでいるのがざっくりと把握できれば問題ありません。

  1. AST%はオフェンスを評価する指標の一つ
  2. アシストの能力をチームへの影響力で表す




AST%の意義

ここまでAST%の概要や計算方法について紹介してきました。

では次にもう少し踏み込んで、このAST%の意義を「アシスト数での評価」「出場時間・ペースの影響を排除」というポイントから紐解いていきたいと思います*5


アシスト数での評価

私たちがよく目にするアシストのスタッツといえば、「ある試合のアシスト数」や「1試合あたりの平均アシスト数」ですね。

いわゆるベーシックスタッツに分類されるこのスタッツは、シンプルかつ明快に選手のアシスト能力をアシストの多寡で教えてくれます。


ただそのシンプルさ故にこのスタッツには欠点もあります。

例えば平均アシスト数がほぼ同じの選手Aと選手B(同一チーム)、選手Cと選手D(別チーム)について見てみましょう。


f:id:jasonKIDO:20200718110619j:plain


この数字を見たとき私たちは直感的に、選手Aと選手B、選手Cと選手Dはそれぞれ同程度のアシスト能力を持っている選手だろうという推測に至ります。


ではここに1試合あたりの出場時間、所属チームのペース(攻撃回数)を合わせて見てみるとどうなるでしょうか。


f:id:jasonKIDO:20200718110624j:plain


選手Aは選手Bよりも少ない出場時間で、選手Cは選手Dよりも少ない攻撃回数のチームでそれぞれの同程度のアシスト数を記録していることが分かります。

要するに出場時間・チームのペースによる影響を受ける「単純なアシスト数」を見ただけで、その選手のアシスト能力を評価するのは難しいということなんです。



出場時間・ペースの影響を排除

そこで登場するのが今回のAST%というスタッツです。


先述の通りAST%は「ある選手が出場しているときに、チームメイトの決めたシュートの何%がその選手のアシストによるものだったのかを推定する」ものでした。

「ある選手が出場しているとき」のアシストの「割合」を見るスタッツですので、単純な平均アシスト数にみられたようなペースや出場時間の影響は受けません


では先ほどの4選手のスタッツにAST%を合わせて比較してみましょう。参考までに選手名も。


f:id:jasonKIDO:20200718110630j:plain


単純なアシスト数のみでの評価とはずいぶん違った印象になりましたね。


これが最初に紹介したテーマである選手のアシスト能力を「単純な数」だけではなく「チームへの影響力」で評価するということです。

当該選手のアシストがチームのシュート成功にどれだけ関わっているのか、つまりその選手がチームのシュート成功にとってどれだけ効果的な選手であるかということをこのAST%は示しているんですね。

  1. アシスト数は出場時間・ペースに影響される
  2. 「単純な数」でなく「チームへの影響力」で評価する
  3. チームのシュート成功にどれだけ効果的な選手かが分かる




実際のスタッツで確認

では実際にここまで解説してきたAST%について実際のスタッツで確認してみましょう。

ここでは「2019-20シーズンのAST%上位選手」に加えて「AST%の欠点」についても紹介しておきます。


2019-20 AST%上位選手

2019-20シーズンのAST%上位ランキングは以下の通りです。*6 *7


f:id:jasonKIDO:20200718110635j:plain


当然レブロン・ジェームズやトレイ・ヤングなどアシスト数の多い選手がAST%でも上位になっていますが、先ほどの例でも出したデリック・ローズやTJ・マッコネルという比較的アシスト数の少ないベンチスタートの選手が上位に入っていることに注目ですね。

このようにAST%を見ることによって、単純なアシスト数だけではわからなかった選手のアシスト能力を知ることに繋がるんです。




AST%の欠点

ここまでAST%によって選手のアシスト能力を評価できるということを学びましたが、このスタッツが完璧なスタッツかと言われればもちろんそうではありません。


⑴ チームメイトの影響

そもそもバスケットボールにおけるアシストというスタッツの性質上、このAST%はチームメイトに大きく影響されることがあります。

ある選手が良いパスでオープンを作ってもチームメイトがシュートを打たなかったら当然アシストも付きませんし、チームメイトがシュートを決めてくれなければアシストは成立しませんよね。


⑵ AST%の高さ≠効率の良さ

また、AST%の高い選手が必ずしも良いオフェンスをプレーメイクをしているという訳でもありません。

例えば2019-20シーズン、デニス・スミスJr.は26.4、ケンドリック・ナンは18.7というAST%を記録しています。


しかしそれぞれがコートにいるときのオフェンスレーティングはスミスJr.が95.7、ナンは111.2で完全に逆の結果です。

この例から分かるようにAST%はあくまで選手のアシスト能力を測るもので、オフェンスの全体像まで網羅している訳ではないというコトも頭に入れておく必要があります。

  1. ASTは少なくてもAST%が高い選手に注目
  2. AST%はチームメイトに影響されることも
  3. オフェンス能力全体を評価するスタッツではない




まとめ

今回はAST%について解説しました。長くなっていましましたが理解できましたでしょうか?

スタッツの意味やテーマを把握し、それを知りたい情報に応じて組み合わせることでもっとNBAを楽しむことができると思います。


ではここで今回紹介した内容を改めておさらいしておきましょう。

  1. AST%はオフェンスを評価する指標の一つ
  2. アシストの能力をチームへの影響力で表す
  3. アシスト数は出場時間・ペースに影響される
  4. 「単純な数」でなく「チームへの影響力」で評価する
  5. チームのシュート成功にどれだけ効果的な選手かが分かる
  6. ASTは少なくてもAST%が高い選手に注目
  7. AST%はチームメイトに影響されることも
  8. オフェンス能力全体を評価するスタッツではない




最後に

今回解説したAST%に基づいて「歴代最高のポイントガードTOP10」などもランキングで紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。





「用語で解るNBAというカテゴリーでは他にもNBAの解説を投稿していますので是非覗いてみてください。
「用語で解るNBA」カテゴリーの記事一覧




(参考)
https://www.basketball-reference.com
https://stats.nba.com/players/advanced/
https://bleacherreport.com/articles/1039116-understanding-the-nba-explaining-advanced-offensive-stats-and-metrics#slide1



*1:チームにおける広義のAST%を意味する場合もある

*2:AST=選手のアシスト数、MP=選手の出場時間、Tm MP=チームの出場時間、Tm FG=チームのFG成功数、FG=選手のFG成功数

*3:https://www.basketball-reference.com/about/glossary.htmlを参照

*4:媒体によっては異なる計算式を用いることもある

*5:ここで紹介するスタッツは2020.4.1時点でのhttps://www.basketball-reference.comより抜粋

*6:2020.4.1時点でのhttps://www.basketball-reference.com及びhttps://stats.nba.com/players/advanced/に準ずる

*7:出場試合数等の最低基準に満たない選手は含まない