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NBA「ライジングスターズ」の選考方法や歴史を紹介します

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画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

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NBAドラフトは「当たり年」や「ハズレ年」といった評価をされることがよくありますが、実際にシーズンが始まるとルーキーたちは素晴らしいプレーを見せてくれます。

2019-20シーズンをみても、八村塁選手らは開幕から予想以上の活躍です。

 

そんなルーキーや若手の中でも注目株の選手たちをまとめて見ることができるのが、ライジングスターズというイベントです。

なんとなく「若手のオールスター」だと知っていても、細かい部分までは知らないという方も多いのではないでしょうか?

 

ということで今回はそんなライジングスターズについて紹介します。

 

 

 

 

「用語で解るNBA」とは

このブログは知識0からNBAが解るということをテーマにしています。

「用語で解るNBA」では単に用語の意味を知るだけでなく、その用語を通じてNBAを理解していくことが目的です。
 

<用語で解るNBA

❌ とりあえず用語の意味を知る
⭕️ 用語を通してNBAを理解する

この記事では"ライジングスターズ"という用語を詳細にではなくざっくり解説します。

その中でもテーマ図解を交えることで納得してNBAを理解できるようになっています。

 

 

押さえておきたいポイント

"ライジングスターズ"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. ライジングスターズって何?
  2. いつから開催されている?
  3. 過去には違う形で行われていた?
  4. 以前のイベントはどんな内容?
  5. 現在の選出方法試合形式は?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"ライジングスターズ"について説明していきます。

 

 

ライジング スターズ

まずはライジングスターズというイベントの概要をざっくりと紹介しておきます。

「オールスターウィークエンド」の全体像や、ライジングスターズがどのようにして現在に至ったのかという「これまでの変遷」に注目して見ていきましょう。

 

オールスターウィークエンド

オールスターウィークエンドとは毎年2月中旬に設けられているイベント期間のことで、「NBAオールスターゲーム」を中心に様々なイベントが開催されます。

 

 

このオールスターウィークエンドの周辺はオールスターブレイクと呼ばれる休暇期間になっていますので、他の選手たちも通常の試合はお休みです。

オールスターに参加しない選手やコーチ達は、旅行に行ったり家族と過ごしたりと思い思いの休日を過ごします。

 

 

 

ライジング スターズとは

ライジングスターズ(Mtn Dew Ice Rising Stars)はオールスターウィークエンドの1日目に行われるイベントの一つ。

事前に選出されたNBA1年目・2年目選手によってエキシビジョンゲームが行われます。

 

 

この「若手のオールスター」と言われるライジングスターズは、これまで名称もフォーマットも様々な変化を遂げてきました。

現在は「チームUSA vs チームワールド」という括りで選出されたメンバーが試合を行う形式を採用しています。

 

 

これまでの変遷

現在の「チームUSA vs チームワールド」というフォーマットになったのは2015年からですが、そもそもの始まりは1994年に開催されたルーキーゲームというイベントにまで遡ります。

そのルーキーゲームが現在のライジングスターズに至るまでの流れを時系列でまとめて確認しておきましょう。

 

  • 1993年:レジェンドゲームが終了
  • 1994年:ルーキーゲームが初開催
  • 1996年:ウエストvsイースト形式に
  • 1999年:ロックアウトでオールスター中止
  • 2000年:ルーキーチャレンジ
  • 2012年:ライジングスターズチャレンジ
  • 2015年:チームUSA vs チームワールド形式に

 

ご覧のように1994年のルーキーゲーム初開催から現在に至るまで様々な変更がありました。

次はこれらの変遷についてもう少し踏み込んで見ていきましょう。

 

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  1. オールスターウィークエンドは毎年2月中旬に開催
  2. 期間周辺はオールスターブレイクで試合も休み
  3. ライジング・スターズには1年目と2年目の選手が選出される
  4. 現在はチームUSA vs チームワールドというフォーマット
  5. 1994年のルーキーゲームから様々な変更を経て現在に至っている

 

 

過去のイベントから現在まで

ここでは過去のイベントについて紹介していきます。

それぞれのイベント内容や変更に至った背景などに注目して見ていきましょう。

 

ルーキーゲーム

かつてオールスターではレジェンドゲームというイベントが行われていました。

文字通り現役を引退したレジェンドによるエキシビジョンゲームでファンに愛されてきましたが、怪我が相次いだこともあって1993年が最後の開催になります。

 

そのレジェンドゲームと入れ替わる形で1994年から始まったのがルーキーゲームです。

この頃は現在のフォーマットと違って「ルーキーのみ」によってエキシビジョンゲームが行われていました。

 

1994年と1995年は選出されたルーキーがランダムにチーム分けされて試合を行っていましたが、1996年からは当時のオールスターゲームと同じくエスイースの対抗戦というフォーマットに変更されます。*1

 

しかし結果的にルーキーゲームは1998年が最後の開催となりました。

これはルーキーゲームというイベントの評判が悪くて終わったという訳ではなく、1998年から1999年にかけてNBAで起こったロックアウトの影響によるものだったんです。

 

 

ルーキーチャレンジ

NBAでは1998年から1999年にかけて大きなロックアウトが実施され、シーズンの開始が2月にまで順延。*2

 

ロックアウトの影響でこの年はオールスター自体が中止になってしまいます。 

つまりこの年NBAに入ったルーキーからすれば、ルーキーゲームに出場するチャンスすら得られなかったという訳です。

 

そんな背景もあり翌年2000年に開催されたオールスターからは、ルーキーゲームを新たにルーキーチャレンジというイベントへ変更して「ルーキーと2年目選手の対抗戦」を開始しました。

これによって1999年の出場機会を逃した選手たちにもチャンスが与えられることに。

 

ルーキーチャレンジには1年目と2年目の選手がそれぞれ10人ずつ選出されました。

それまでとは打って変わって「ルーキーが2年目選手に挑戦する」という構図が生まれたことで、ルーキーチャレンジというイベントはより注目を集めます。*3

 

結果的にこのフォーマットは10年以上続きました。

しかし回数を重ねるにつれて徐々にイベントの注目度は薄れていき、スポンサーからフォーマットの変更を求められたNBAは2012年に再びテコ入れをすることとなります。

 

 

ライジングスターズ・チャレンジ

2012年からは10年以上続いた「ルーキーと2年目選手の対抗戦」というフォーマットを廃止し、ルーキーと2年目選手をまとめてドラフトでチームを決める形式になりました。 

それがライジングスターズ・チャレンジです。

 

 

このドラフトを行ったのがレジェンドプレーヤーでありTNTの人気アナリストでもあったシャキール・オニールチャールズ・バークレー*4

この変更によって試合が面白くなったかどうかは別としても、名コンビ2人によるドラフトは非常に注目されました。

 

ですが残念ながらそのインパクトが長く続いたかというと、そういうわけでもありません。

2014年にはクリス・ウェバーグラント・ヒルがドラフトをしたりと変化を加えましたが、結局はその年を最後にこのフォーマットも終了することになります。

 

 

チームUSA vs チームワールド

そしてライジングスターズは2015年から現在まで「チームUSA vs チームワールド」というフォーマットを採用中。

チーム名からも分かるようにアメリカ出身選手」と「その他の海外出身選手」という括りでルーキーと2年目選手が選出されます。

 

かつてロックアウトの影響で変更されたこのフォーマットですが、2015年には「時代の流れ」が新たなフォーマットを可能にしたと言えるかもしれません。

というのも2000年には45人だった海外出身選手が2015年には37ヵ国101人にまで増加しており、NBAはまさに国際的なリーグになっていたんです。

 

さらにこういった選手の国際化という状況だけでなく、NBAが推し進めている世界への市場拡大という狙いもありました。

実際「チームワールド」というフォーマットを採用することで世界中からもより一層注目を集めることになりましたので、非常に理にかなったテコ入れだったと言えます。

 

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  1. 1994年から1年目選手によるルーキーゲームが開始
  2. ロックアウトの影響で2000年からはルーキーチャレンジに変更
  3. 2012年からのライジングスターズチャレンジではドラフトが実施
  4. 現在のチームUSA vs チームワールド2015年から採用されている

 

 

 

現在のライジング スターズ

ここまでライジングスターズの概要や歴史をざっくり学んできました。

それを踏まえた上で現在のライジングスターズについて「選出方法」や「試合形式」というポイントも確認しておきましょう。

 

選出方法

チームUSAとチームワールドにはそれぞれ10人が選出されます。

ちなみにオールスターゲームロスターは基本的に1チーム12人です。

 

ライジングスターズのメンバー選考は、事前にリーグ全30チームのコーチングスタッフにつき1票が提出された後アシスタントコーチによって選出されます。

投票では各チーム「4人のフロントコート・4人のガード・追加2人」を選考し、少なくともルーキー3人と2年目選手3人を含める決まりもあるようです。

  

 

試合形式

通常NBAの試合は12分のクォーター制ですが、ライジングスターズは10分のクォーター制を採用。

かつては20分ハーフ制で行われていた時期もありました。

 

各チームにはベテラン選手も特別コーチとしてベンチに入ることになっており、2019年はカイリー・アービングとダーク・ノヴィツキーが選ばれています。

 

 

MVP投票

オールスターゲームと同様にライジングスターズもMVP投票があります。

公式サイトやtwitterで投票できますので、誰でも試合を見ながらお気に入りの選手に投票することが可能です。

 

ちなみに2019年のライジングスターズではゲームハイの35点を獲得しチームUSAを勝利に導いたカイル・クーズマがMVPに輝きました。

 

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  1. ロスターは各チーム10名ずつ
  2. コーチングスタッフの投票とアシスタントコーチによって選出
  3. 試合は10分×4クォーター制で行われる
  4. 各チームには特別コーチとしてベテラン選手も
  5. オールスターと同様にMVP投票がある

 

 

 

まとめ

今回はライジングスターズについて解説しました。

メインとなるオールスターゲーム以外のイベントについて知っておくことで、オールスターウィークエンドをより楽しんでいただけると幸いです。

 

 

それではここで改めて今回解説した内容をおさらいしておきましょう。

 

  1. オールスターウィークエンドは毎年2月中旬に開催
  2. ライジング・スターズには1年目と2年目の選手が選出される
  3. 現在はチームUSA vs チームワールドというフォーマット
  4. 1994年のルーキーゲームから様々な変更を経て現在に至っている
  5. ロックアウトの影響で2000年からはルーキーチャレンジに変更
  6. 2012年からのライジングスターズチャレンジではドラフトが実施
  7. 現在のチームUSA vs チームワールド2015年から採用されている
  8. ロスターは各チーム10名ずつ
  9. コーチングスタッフの投票とアシスタントコーチによって選出
  10. 試合は10分×4クォーター制で行われる

 

 

 

最後に

「用語で解るNBAというカテゴリーでは他にもNBAの解説を投稿していますので是非覗いてみてください。

「用語で解るNBA」 カテゴリーの記事一覧

 

 

*1:1994年は「Phenoms」vs「Sensations」、1995年は「White」vs「Green」というチーム名

*2:1998年頃に選手側とオーナー側で行われてきたサラリー上限等の交渉が決裂し、いわゆるボイコットによってそのシーズンの試合は半分以上が中止された

*3:通算成績はルーキーチーム4勝、2年目選手チーム8勝

*4:TNTはオールスターイベントの中継も行っている放送局