NBAはもはやバスケットボールというスポーツの枠を超えた「エンターテインメント」として世界中のファンに楽しまれています。
そんなNBAの中でも一際派手なイベントがNBAオールスターゲームです。
オールスターゲームや各コンテストを毎年楽しく観ていても、正直オールスターの歴史やイベントについては詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
一年に一度のお祭りNBAオールスターをより一層楽しむためにも、今回はオールスターウィークエンドについてまとめて紹介していきます。
押さえておきたいポイント
"オールスターウィークエンド"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。
- "オールスターウィークエンド"って何?
- いつ・どこで開催しているの?
- どんなイベントがあるの?
- オールスターってそもそもいつからある?
- 過去にはどんなイベントがあったの?
- 2020年のスケジュールは?
ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"オールスターウィークエンド"について説明していきます。
オールスターウィークエンド
NBAオールスターというものを知るためにまずはオールスターウィークエンドの全体像を把握しておきましょう。
ここではざっくりと概要を紹介していきます。
オールスターウィークエンドとは
オールスターウィークエンドとは毎年2月中旬に設けられているイベント期間のこと。
NBAオールスターゲームの他にも、スラムダンクコンテストなど様々なイベントが開催されます。
このオールスターウィークエンドの周辺はオールスターブレイクとも呼ばれる休暇期間になっていますので通常の試合はお休みです。
オールスターに参加しない選手やコーチ達は、旅行に行ったり家族と過ごしたりと思い思いの休日を過ごします。
開催日時・場所
NBAオールスターは毎年2月の中旬にNBAチームの本拠地がある都市で開催されます。
オールスターは1億ドル以上の経済効果が見込まれるビッグイベントですので、開催を希望する都市は地域の自治体やコミュニティーと協力して招致を行うわけです。
現在は2023年の開催地までが決定しています。
- 2019 シャーロット (2/15〜2/17)
- 2020 シカゴ (2/14〜2/16)
- 2021 インディアナポリス (2/12〜2/14)
- 2022 クリーブランド (2/18〜2/20)
- 2023 ソルトレイクシティ (2/17〜2/19)
イベント内容
オールスターウィークエンド期間中はアリーナ内外で様々なイベントが催されます。
メインとなるアリーナではNBAオールスターゲームを中心に毎年恒例のスラムダンクコンテストや3Pコンテストなどが開催されますので、普段のプレーとは違った選手達の活躍が見られるというのもオールスターの醍醐味です。
またアリーナの外でも様々な催し物があり、チケットがなくても参加できるパブリックイベントも開催。
バスケットボールだけでなくアート・ファッション・音楽などの地元のカルチャーに根ざしたイベントがあったり、NBA選手やアーティストも参加するイベントが行われることもあります。
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- オールスターウィークエンドは毎年2月中旬に開催
- 期間周辺はオールスターブレイクで試合も休み
- NBAチームの本拠地がある都市で開催される
- アリーナの内外でイベントが行われる
NBAオールスターの歴史
ここではオールスターの歴史について確認していきましょう。
NBAオールスターの試行錯誤の歴史を「オールスターのはじまり」「主なイベントの変遷」に注目しながら確認していきましょう。
オールスターのはじまり
NBAオールスターゲームのはじまりは1951年まで遡ります。
NBAオールスターはその当時NBAの広報ディレクターに就任したハスケル・コーエンによって考案されました。
スキャンダルなど色々あって人気が低迷していたNBAに新たなファンを呼び込もうというのが狙いです。
NBA代表モーリス・ポドロフや各チームのオーナーはオールスター開催に難色を示しましたが、セルティックスの創設者ウォルター・ブラウンが「費用も損失分も俺が出してやる」と支援したことによって1951年に初開催されることになりました。
大方の予想に反して第1回NBAオールスターは大きな注目を集め、当時の1試合あたりの平均観客動員数の3倍以上が参加する大成功を納めました。
その後もNBAオールスターは時代やファンのニーズに合わせて形を変えながら、現在まで毎年恒例の人気イベントとして続いていくことになります。
イベントの変遷
先述の通りNBAオールスターは新たなファンを獲得しリーグの人気を高めるために作られたものですので、70年という歴史の中で様々な変遷を遂げてきました。
そんな70年の歴史で過去に開催されていた主なイベントの変遷を中心に確認していきます。
- 1951 第一回NBAオールスター開催
- 1975 選出にファン投票の導入
- 1984 ダンクコンテスト開始
- 1986 3Pコンテスト開始
- 1994 ルーキーゲーム開始
- 1999 ロックアウトにより開催中止
- 2000 ルーキーゲーム→ルーキーチャレンジ
- 2003 スキルズチャレンジの開始
- 2012 ルーキーチャレンジ→ライジングスター
- 2018 キャプテンによるドラフトが開始
最近だと2018年に実施されたドラフト制度の導入は、オールスター歴史の中でも最も大きな革新の一つです。
このような変化を加え 続けることでNBAオールスターというイベントを常にフレッシュなものに保っています。
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2020年オールスターウィークエンド
ここまで紹介してきたNBAオールスターの歴史を踏まえて、2020年オールスターウィークエンドのスケジュールとその内容をざっくり確認していきましょう。
2020年のオールスターはブルズの本拠地イリノイ州シカゴで現地時間2/14〜2/16に開催されます。*1
1日目(金曜日)

セレブリティゲームはNBAウィークエンドに開催されるエキシビジョンゲームで、タイトルからも分かるようにミュージシャンやコメディアンなど各界のスターたちが出場します。
ゲームには引退したNBA選手や現役WNBA選手も参加することがあり、2019年にはレジェンドプレーヤーのレイ・アレンが引退後とは思えないような活躍を見せていました。
・ライジングスターズ(PM9:00〜)

ライジング・スターズは事前に選出されたNBA1年目・2年目選手によって行われるエキシビジョンゲームです。
これまでに内容も名称も様々な変化を遂げてきましたが、現在は「チームUSAとチームワールド」に選出されたメンバーが試合を行うというフォーマットを採用しています。
2日目(土曜日)
オールスターサタデーナイト(PM8:00〜)
・スキルズチャレンジ

2003年に始まったオールスターイベントで、ボールハンドリング・パス・シュートなど総合的なスキルを競うコンテストです。
近年はトーナメント方式が採用されたり、ビッグマンが参戦したりと盛り上がりを見せています。
・3Pコンテスト

1986年から続くスリーポイントシュートコンテストで、リーグを代表するシューターが5つのスポットから3Pシュートの成功数を競います。
「マネーボール」の配置など細かなマイナーチェンジを加えながら現在も人気のコンテストです。
・スラムダンクコンテスト

これまでにも数々のレジェンドが参戦してきたオールスターサタデーナイトの目玉ともいえるダンクコンテストです。
5人の審査員によって採点され、予選ラウンドと決勝ラウンドそれぞれ2種類のダンクを披露します。
3日目(日曜日)

オールスターゲームは3日間に渡るオールスターウィークエンドの最終日に行われるメインイベントで、リーグを代表するスター選手たちによるエキシビジョンゲームです。
事前に選出されたオールスター選手たちによる夢の共演は、普段の試合とは違ってかなりエンターテインメント性の高いものになります。
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まとめ
今回は"オールスターウィークエンド"を紹介しました。ざっくりと歴史やイベントを紹介しましたが、なんとなくイメージできたでしょうか?
この先もどんどんアップデートされていくと思いますので、オールスターウィークエンドからは今後も目が離せません。
ではここで改めて今回解説した内容をおさらいしておきましょう。
- オールスターウィークエンドは毎年2月中旬
- 期間周辺はオールスターブレイクで試合も休み
- NBAチームの本拠地がある都市で開催される
- アリーナの内外でイベントが行われる
- 1951年に第一回NBAオールスターが開催
- NBA広報ハスケル・コーエンによって考案
- 様々なイベントの変遷によって70年続いている
最後に
このブログでは、今回紹介したようなオールスター関連以外にもNBAに関する様々な解説なども行っていますので是非覗いてみてください。
*1:各イベントの日時は現地時間で記載