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選ばれしスーパースターの証「デリックローズルール」が適用されたNBA選手まとめ

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画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

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このブログでは以前"マックス契約"についての解説を行いました。

 

 

今回は、その中でも紹介した"デリック・ローズ ルール"に注目したいと思います。

「デリック・ローズ ルールとは何か」「どんな選手に適用されてきたのか」などを具体的な契約も交えながら見ていきましょう。

 

 

 

 

「用語で解るNBA」とは

このブログは知識0からNBAが解るということをテーマにしています。

「用語で解るNBA」では単に用語の意味を知るだけでなく、その用語を通じてNBAを理解していくことが目的です。
 

<用語で解るNBA

❌ とりあえず用語の意味を知る
⭕️ 用語を通してNBAを理解する

この記事では"ALL-NBA Team"という用語を詳細にではなくざっくり解説します。

その中でもテーマ図解を交えることで納得してNBAを理解できるようになっています。

 

 

押さえておきたいポイント

"デリック・ローズ ルール"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. そもそも"デリック・ローズ ルール"って何?
  2. 特定選手って何?
  3. 過去にどんな変更があった?
  4. デリック・ローズ ルールが適用されたのは誰


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"デリック・ローズ ルール"について説明していきます。

 

 

デリック・ローズ ルールとは

まずはデリック・ローズについてざっくりと見ていきましょう。

ここでは特定選手などの制度についてもp紹介します。

 

デリック・ローズ ルールを知るには

NBAでは、在籍年数とサラリーキャップに応じて選手の年俸上限を決めています。

その上限で結ぶ契約がいわゆるマックス契約です。

 

ですが一部の選手には決められた上限よりも(年数・サラリーの面で)さらに大きい契約を結ぶことが許されており、その選ばれし選手のことを"特定選手"と呼んでいます。

デリック・ローズ ルールとは何かを理解するために、まずはその特定選手について確認していきましょう。

 

 

特定選手(Designated Player)

チームが選んだ特定選手は「最大5年の契約」を「サラリーキャップの25%」の金額で結ぶことが可能になります。*1

 

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  1. タイミング: ルーキー契約に続く契約
  2. 違い: 通常4年25%→5年25%

 

基本的にルーキー契約に続く契約の場合は「最大4年の契約」が上限とされています。

しかしこの特定選手には、より長い「最大5年の契約」を結ぶことが認められているというわけです。

 

この特定選手の中でも、傑出した成績を残した若手選手はこれよりさらにいい条件で契約ができます。

その基準となるのがいわゆる"デリック・ローズ ルール"です。

 

 

 

デリック・ローズ ルール

正式には"5th Year, 30% Max criteria"という契約基準なのですが、"デリック・ローズ  ルール"として知られています。

この基準を初めてクリアしたのがデリック・ローズだったことからこう呼ばれているんですね。
 

<契約基準>デリック・ローズ ルール

"ALL-NBA Team(1st~3rd)"に直近のシーズンに選出or3年以内に2度選出

"DPOY(最優秀守備選手)"を直近のシーズンで受賞or3年以内に2度受賞

"MVP"をここ直近3シーズン以内に受賞

 

特定選手の中でこのデリック・ローズ ルールの条件を1つでも満たした選手は、「最大5年の契約」をサラリーキャップの30%」の金額で結ぶことが可能になります。

 

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  1. タイミング: ルーキー契約に続く契約
  2. 違い: 通常4年25%→5年30%

 

この特定選手という制度によって若手の選手でも長期的な契約を結ぶことが可能であり、さらに傑出した選手には規定以上のサラリー提示をすることでチームは残留交渉を進められるというテーマが窺えます。*2

 

  

特定選手とは

タイミング:ルーキー契約に続く契約

特定選手契約:
4年25%→5年25%

デリック・ローズ ルールの基準クリアで:
4年25%→5年30%


 

 

2017年に改定

NBAでは2017年に"新CBA"が締結され、その中でこのデリック・ローズ ルールも改定が行われました。*3

改定前の<デリック・ローズ ルール>

"ALL-NBA Team(1st~3rd)"に2度選出

"ALL-STARのスターター"に2度選出

"MVP"を受賞

↓ ↓ ↓ 

現行の<デリック・ローズ ルール>

"ALL-NBA Team(1st~3rd)"に直近のシーズンに選出or3年以内に2度選出

"DPOY(最優秀守備選手)"を直近のシーズンで受賞or3年以内に2度受賞

"MVP"をここ直近3シーズン以内に受賞

 

2017年以前に書かれたWikipediaなどでは、この改定前の内容で記載されていることが多いので要注意です。

 

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デリック・ローズ ルールが適用された選手

では実際にデリック・ローズ ルールが適用された選手たちを見ていきましょう。

各選手の契約なども合わせてご覧下さい。

 

デリック・ローズ

シカゴ ブルズ(当時)

 

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ブレイク・グリフィン

ロサンゼルス クリッパーズ(当時)

 

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ポール・ジョージ

インディアナ ペイサーズ(当時)*4

 

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アンソニー・デイヴィスなど数名の選手は、5年30%の契約延長に合意していたのですが、最終的に条件を満たすことができずに5年25%の契約延長になっています。

 

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まとめ

今回はデリック・ローズ ルールにフォーカスして解説を行いました。

マックス契約の記事も参照していただくと、より理解しやすいかと思います。

 

 

ここで改めて今回のデリック・ローズ ルールについて解説したポイントをまとめておさらいしましょう。

  1. "特定選手"は規定より大きな契約が可能
  2. 特定選手契約:4年25%→5年25%
  3. "デリック・ローズ ルール"という契約基準がある
  4. ローズルールの基準クリアで:4年25%→5年30%

 

 

 

最後に

今回説明した特定選手という制度は、若手選手だけでなくベテラン選手に対しても指定することが認められています。

"ベテラン特定選手"としてスーパーマックス契約を結んだ選手もこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧下さい。

 

 

 

*1:正確には「現在残っている契約と合わせて合計6年になる契約延長」もしくは「5年の再契約」が可能

*2:ちなみに特定選手はチームに2名までロスター登録可能だが、トレード獲得の特定選手2名をロスター登録することはできない

*3:"CBA"=NBA団体交渉協約のことでいわゆる「労使協定」にあたるもの

*4:18-19シーズンはプレイヤーオプションを破棄していますので、新契約での金額を記載