このブログでは以前、ドラフト1位から新人王を獲得した往年のスター選手たちを紹介しています。
そこでは新人王が始まった1953年から1999年までの選手を紹介しました。
なのでこの記事では、2000年以降にドラフト1位から新人王を獲得した選手たちをまとめたいと思います。
押さえておきたいポイント
"ドラフト1位から新人王を獲得した往年のスター選手たち"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。
- NBAドラフトって?
- ドラフトでは何人指名される?
- ドラフト1位で指名されたのは?
- 新人王はどうやって決める?
- ドラ1から新人王を獲得したのは?
ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"ドラフト1位から新人王を獲得した選手"を紹介していきます。
NBAドラフトと新人王
まずは改めてドラフトや新人王についてざっくりと確認しておきたいと思います。
ここでは2000年代のドラフトや新人王の選出方法について見ていきましょう。
NBAドラフト
1947年に始まったNBAドラフトも様々な変遷を経て、2000年代には2巡合計60名を指名する形に落ち着きました。
2000年代のドラフト1位指名選手を見ると、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといった現役のトップ選手たちが名を連ねています。
ドラフト1位指名 一覧(スクロール可能)
開催年度 | 選手 | 指名チーム |
---|---|---|
1999 | Elton Brand | Chicago Bulls |
2000 | Kenyon Martin | New Jersey Nets |
2001 | Kwame Brown | Washington Wizards |
2002 | Yao Ming | Houston Rockets |
2003 | LeBron James | Cleveland Cavaliers |
2004 | Dwight Howard | Orlando Magic |
2005 | Andrew Bogut | Milwaukee Bucks |
2006 | Andrea Bargnani | Toronto Raptors |
2007 | Greg Oden | Portland Trail Blazers |
2008 | Derrick Rose | Chicago Bulls |
2009 | Blake Griffin | Los Angeles Clippers |
2010 | John Wall | Washington Wizards |
2011 | Kyrie Irving | Cleveland Cavaliers |
2012 | Anthony Davis | New Orleans Hornets |
2013 | Anthony Bennett | Cleveland Cavaliers |
2014 | Andrew Wiggins | Cleveland Cavaliers |
2015 | Karl-Anthony Towns | Minnesota Timberwolves |
2016 | Ben Simmons | Philadelphia 76ers |
2017 | Markelle Fultz | Philadelphia 76ers |
2018 | Deandre Ayton | Phoenix Suns |
2019 | Zion Williamson | New Orleans Pelicans |
2020 | Anthony Edwards | Minnesota Timberwolves |
新人王
新人王は、MVPや最優秀守備選手賞と同じくNBA Awardsで発表されます。
スポーツライター・メディアによる投票が行われ、最も多くポイントを獲得した選手が新人王に選ばれるという仕組みです。
2000年以降では既に20名以上の新人王が誕生していますが、ドラフト1位から受賞したのは8名のみ。
次はそんなエリート街道を歩んできた選手たちを見ていきましょう。
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ドラ1から新人王獲得した選手
では本題であるドラフト1位から新人王を獲得した選手たちを見ていきます。
ここで紹介するのは2000年から2021年までに新人王を受賞した選手たちです。*1
Elton Brand
- シーズン:1999-00
- チーム:Chicago Bulls
- スタッツ:20.1 PTS 10.0 REB 1.9 AST
2000年代最初の新人王に輝いたのはエルトン・ブランドです。
ブランドはデューク大学からドラフト1位でシカゴ・ブルズに入団し、1年目で平均20.1得点10.0リバウンドをマークしました。
LeBron James

- シーズン:2003-04
- チーム:Cleveland Cavaliers
- スタッツ:20.9 PTS 5.5 REB 5.9 AST
ルーキーのレブロン・ジェームズはリーグトップの平均20.9得点5.5リバウンド5.9アシストを記録し新人王を受賞しました。
高校時代からスター選手だったレブロンはNBAに入ってからも常に人気の選手。
ただこのルーキーシーズンはレブロンのキャリアのうち、唯一オールスターに選ばれていないシーズンでもあります。
Derrick Rose
- シーズン:2008-09
- チーム:Chicago Bulls
- スタッツ:16.8 PTS 3.9 REB 6.3 AST
レブロンの受賞から5年後の2009年、シカゴブルズにドラフト1位で入団したデリック・ローズが新人王を獲得します。
1年目から80試合に先発し、平均16.8得点6.3リバウンドの活躍を見せたローズ。
この2年後にはシーズンMVPにまで駆け上がることとなります。
Blake Griffin

- シーズン:2010-11
- チーム:Los Angeles Clippers
- スタッツ:22.5 PTS 12.1 REB 3.8 AST
ローズの次はブレイク・グリフィンです。
ドラフトされた年は怪我で全休となったグリフィンですが、NBAデビューした2010-11シーズンには平均22.5得点12.1リバウンドという素晴らしい成績を残します。
その年のオールスターにも選出され、勢いそのままに2011年の新人王を獲得しました。
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Kyrie Irving
- シーズン:2011-12
- チーム:Cleveland Cavaliers
- スタッツ:18.5 PTS 3.7 REB 5.4 AST
デューク大学からドラフト1位でクリーブランドキャバリアーズに入団したカイリー・アービング。
低迷するチームの中で、チームトップの平均18.5得点5.4アシストを記録します。
その結果120人中117人がアービングを1位に投票し、見事新人王を受賞しました。
Andrew Wiggins

- シーズン:2014-15
- チーム:Minnesota Timberwolves
- スタッツ:16.9 PTS 4.6 REB 2.1 AST
カンザス大学で1年生から活躍したアンドリュー・ウィギンスは、ドラフト1位でミネソタティンバーウルブズに入団。
全試合に先発出場したウィギンスは平均16.5得点4.6リバウンドの活躍で、その年の新人王に輝きました。
Karl-Anthony Towns
- シーズン:2015-16
- チーム:Minnesota Timberwolves
- スタッツ:18.3 PTS 10.5 REB 2.0 AST
ウィギンスが新人王に輝いた翌年、カール・アンソニー・タウンズが新人王を受賞。
ミネソタティンバーウルブズから2年連続でドラフト1位の新人王が誕生したことになります。
同じチームから2年連続でドラフト1位の新人王が輩出されたのは、NBAの長い歴史の中でもこのときだけです。
Ben Simmons

- シーズン:2017-18
- チーム:Philadelphia 76ers
- スタッツ:15.8 PTS 8.1 REB 8.2 AST
ベン・シモンズもブレイク・グリフィンと同じくドラフトされたシーズンを怪我で全休しています。
ただデビューした1年目には平均15.8得点8.1リバウンド8.3アシストという素晴らしい成績をマーク。
4度のルーキーオブザマンスを獲得し、2018年の新人王に輝きました。
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まとめ
今回は2000年代にドラフト1位から新人王を獲得した選手たちを紹介しました。
次はどんな選手が達成するのか非常に楽しみです。
*1:ここで紹介するスタッツは記事作成時点のhttps://www.basketball-reference.com/より抜粋