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渡邊雄太が参加したトレーニングキャンプとは?期間や契約も解説

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画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

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※2020年11月27日 追記

 

2019年9月、Bリーグアルバルク東京馬場雄大選手が会見を行い、本格的に海外挑戦することを発表。

以前から公言していた「BリーグからNBAへ」の挑戦ですね。

会見では馬場雄大選手にダラス マーベリックスから正式にオファーがあり、レーニングキャンプに参加するとのことでした。 

 

"トレーニングキャンプ"という言葉の意味は当然なんとなくわかります。

ただ「NBAチームと契約したってこと?」「招待されてトレーニングキャンプに参加するだけ?」など正直よく分からないという方も多いかもしれません。

 

ですので今回はNBAレーニングキャンプについて解説していきたいと思います。

 

 

 

 

「用語で解るNBA」とは

このブログは知識0からNBAが解るということをテーマにしています。

「用語で解るNBA」では単に用語の意味を知るだけでなく、その用語を通じてNBAを理解していくことが目的です。
 

<用語で解るNBA

❌ とりあえず用語の意味を知る
⭕️ 用語を通してNBAを理解する

この記事では"トレーニングキャンプ"という用語を詳細にではなくざっくり解説します。

その中でもテーマ図解を交えることで納得してNBAを理解できるようになっています。

 

 

押さえておきたいポイント

"トレーニングキャンプ"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. "トレーニングキャンプ"って何?
  2. 期間はどれくらい?
  3. どんな選手が参加するの?
  4. キャンプに「参加する」ってどういうこと?
  5. どんな契約を結ぶの?
  6. キャンプの後はどうなる?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"トレーニングキャンプ"について説明していきます。

 

 

NBAレーニングキャンプ

そもそもNBAのトレーニングキャンプとは一体どんなものなのでしょうか?

ここでは「トレーニングキャンプとは」「開幕までのスケジュール」「どんな選手が参加するのか」「契約できる人数」に注目して見ていきましょう。

 

レーニングキャンプとは

 

NBAでは毎年各チームが一斉にトレーニングキャンプと呼ばれる合同練習を開始します。

これは新シーズンの開幕に向けた本格的なチームトレーニングであり、開幕ロスター入りする選手を決定するチームの最終調整です。

 

 

開幕までのスケジュール

新シーズンに向けたトレーニングキャンプということですので、「トレーニングキャンプの期間」と「レギュラーシーズンまでのスケジュール」をざっくり確認しておきましょう。

<2019-20シーズン>開幕までのスケジュール

10/1 :レーニングキャンプ開始*1

10/21: 開幕ロスター決定

10/22: NBAレギュラーシーズン開幕

 

<2020-21シーズン>開幕までのスケジュール

12/1 :レーニングキャンプ開始

12/11~19: プレシーズン開催

12/22: NBAレギュラーシーズン開幕

レーニングキャンプ開始から約3週間でもう新シーズンが開幕ということからも、チームの最終調整だということが分かりますね。

 

 

参加する選手

このトレーニングキャンプには、すでにそのNBAチームと契約している選手だけでなく数名の招待された選手が参加します。

レーニングキャンプ期間中にはそれらの選手を合計20人までチームロスターに登録することができるんです。

 

チームは最終的にNBAレギュラーシーズンの開幕ロスターには最大17人(15人+2way契約2人)を残すことが可能。

ですので開幕ロスターの当落線上にいる選手はこの17人に残ることが最初の関門になっています。

 

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  1. レーニングキャンプはシーズン前の最終調整
  2. レギュラーシーズンの開幕まで約3週間
  3. 招待された選手も参加する
  4. 最大20名参加できる
  5. 開幕ロスターには最大17人(2way2人の場合)が残る

 

 

 

招待された選手

冒頭で紹介した馬場選手もダラス マーベリックスから招待されてトレーニングキャンプに参加することになりました。

さらに2020年の11月には渡邊雄太選手がトロントラプターズのトレーニングキャンプに参加することも報じられています。

ここではその「招待された選手」に注目してトレーニングキャンプを見ていきましょう。

 

レーニングキャンプに「参加」

レーニングキャンプに招待参加という言葉を聞くと、なんとなく「ゲストの練習生みたいな感じかな?」「頑張って契約取れるといいなあ」という風に思えるかもしれません。

ですが実際には少し違います。

Check!

「トレーニングキャンプに参加」=NBAチームと契約」

ここでのポイントはトレーニングキャンプに参加するということは、NBAチームと何らかの契約を結んでいるということです。

ですので馬場選手や渡邊雄太選手も既にチームと契約をしているんですね。

 

ただトレーニングキャンプに招待される選手の大半は条件つきで契約を結びます。

次はトレーニングキャンプ招待選手によく用いられる「サマーコントラクト」「トレーニングキャンプ契約」について解説していきます。

 

 

サマーコントラクト

サマーコントラクト(summer contracts)とは主にNBAレーニングキャンプ招待選手に用いられる契約です。

この契約は「レギュラーシーズンの開幕までサラリーの支払いが一切保証されない」というのが特徴。

つまり開幕ロスターに残らなかった場合、サラリーはそのトレーニング参加期間中の支払いのみとなり、解雇後の支払いは保証されていないということですね。

 

さらにもう一つの特徴としてこのサマーコントラクトは「レギュラーシーズンの開幕までチームサラリーに計上されない」という点です。

要するにチームはキャップスペースが空いていない場合にもこの契約は可能で、例外条項などを用いる必要がないということなんです。

 

このような特徴から、NBAチームとしては大きなリスクを負わずに選手をトレーニングキャンプに招待できます。

選手にとって保証がない契約というのは確かに厳しいですが、間違いなくNBAの開幕ロスターを掴むチャンスは与えられているというわけです。

 

 

 

レーニングキャンプ契約

これもトレーニングキャンプ招待選手や開幕ロスターに残る可能性があまり高くない選手などに用いられる無保証の契約です。

もちろん場合によっては契約内容に保証が含まれるものもあります。

 

レーニングキャンプに参加したもののレギュラーシーズン開幕前にウェイブされロスターに残れなかった選手は、「Affiliate Player」として最大4人まで提携するGリーグチームで受け入れることができます。

なのでNBAで即戦力とまではいかない選手でも、初めからGリーグチームで受け入れることを前提としてトレーニングキャンプに招待する場合も多いんです。

 

レーニングキャンプの途中から数日間だけ選手と契約を結び、解雇してGリーグチームに送るという技もしばしば見られます。

またこれらの契約を調べているとよく出てくる用語に「Exhibit 9」や「Exhibit 10」というものがありますので、この辺りについても確認しておきましょう。

 

 

 

Exhibit 9

この"Exhibit 9"というものを含む契約を結んだ選手が怪我をしてレギュラーシーズン開幕前にプレーできなくなってしまった場合、チームは$6,000支払うことで選手をウェイブすることができます。

つまり怪我でプレイできなくなった選手への保証を予め制限することで、チームへの損害を最小限に抑えられるんです。

 

とはいってもこの"Exhibit 9"を用いることができるのは、「ミニマムサラリーの1年契約」か「2way契約」の場合のみ。

最大で6名の選手に用いることが可能です。*2

 

 

Exhibit 10

"Exhibit 10"を含んだ契約は、レギュラーシーズンの開幕までなら2way契約に切り替えることができます。

これは「ミニマムサラリーの1年契約」の場合に利用可能です。

 

またExhibit 10を含む契約を結んでいる選手がチームからウェイブされ、「Affiliate Player」として提携するGリーグチームで60日在籍した場合には$5,000〜$50,000が"Exhibit 10 Bonus"として支払われます。

先の契約が定かでない選手にとってはこういったボーナスも非常に大きなポイント。

こちらも最大で6名まで利用可能です。*3*4

 

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  1. レーニングキャンプに「参加」=NBAチームと契約
  2. サマーコントラクトレーニングキャンプ契約など無保証での契約が多い
  3. Exhibit 9Exhibit 10が契約に含まれる場合がある

 

 

 

レーニングキャンプ後

ここまでトレーニングキャンプとその参加者についてざっくりと学んできました。

ではトレーニングキャンプが終わりNBAシーズンが開幕した後、参加者たちはそれぞれ「どのような道を進んでいく」のでしょうか。

レーニングキャンプ後の選手たちの契約を「具体的な選手例」とともに確認していきましょう。

 

1. NBA開幕ロスター

レーニングキャンプ参加者20名の内で最大17名(2way契約2人の場合)がNBA開幕ロスターに残ることができます。

先述の通りトレーニングキャンプ参加する際にNBA契約を結んでいるとはいえ、レギュラーシーズンの試合に出場する為にはまずこの開幕ロスターに残らなくてはいけません。

レーニングキャンプからNBA開幕ロスターに残った選手といえばこの人。

 

田臥勇太(2004年 フェニックス サンズ)

 

2004年に田臥勇太選手はフェニックス サンズのトレーニングキャンプに参加し、NBAの開幕ロスターに残ることが出来ました。

見事日本人初のNBAデビューを果たした田臥選手ですが、結果的には4試合の出場でウェイブされることになってしまいます。

つまりNBAの開幕ロスターに残ったり複数年契約を結んだとしても、常に放出の可能性があるということですね。

 

 

2. 提携するGリーグチームへ

先述の通り、NBAのトレーニングキャンプに参加したもののレギュラーシーズン開幕前にウェイブした選手を、提携するGリーグチームでAffiliate Playerとして最大4人まで受け入れることができます。

契約にExhibit 10を含んでいる選手は、そのチームに60日間在籍すると$5,000〜$50,000を受け取ることができるということでしたね。

 

Khem Birch(2014年 マイアミ ヒート)

 

2014年のドラフトで指名されなかったバーチはマイアミ ヒートのトレーニングキャンプに参加しましたがウェイブされ、そのまま提携するSioux Falls Skyforceに所属することになりました。

その後当時のDリーグオールスターにも選出され、オーランドマジックと2年$6Millionの契約を結んでいます。

 

 

3. その他チームへ

レーニングキャンプに参加したものの開幕前にウェイブされた選手は、当然Gリーグだけではなく海外リーグなどその他のチームと契約することがあります。

 

Michael Beasley(2014年 メンフィス グリズリーズ

 

2014年にビーズリーメンフィス グリズリーズと無保証の契約を結びトレーニングキャンプに参加しましたが、レギュラーシーズン開幕前にウェイブされます。

同日にCBAの上海シャークスと1年契約を結び、その年のCBAではオールスターも選出されるほどの活躍を見せました。

 

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このようにトレーニングキャンプに参加した選手でも、その後にどのようなシーズンを送るかは人それぞれ。

開幕ロスター入りを逃した選手のその後にも注目です。

 

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  1. 開幕ロスターには最大17人(2way2人の場合)が残る
  2. 最大4人までAffiliate playerとして提携するGリーグチーム
  3. 海外リーグに移る場合もある

 

 

 

まとめ

今回は"トレーニングキャンプ"について解説しました。

色々な用語が登場しましたが理解できましたでしょうか?

日本人選手も海外挑戦することが多い今だからこそ、この記事を読んでNBAをより楽しんでもらえると幸いです。

 

 

ではここで改めて今回解説した内容をおさらいしておきましょう。

 

  1. レーニングキャンプはシーズン前の最終調整
  2. 最大20名参加できる
  3. レーニングキャンプに「参加」=NBAチームと契約
  4. サマーコントラクトレーニングキャンプ契約など無保証での契約が多い
  5. 開幕ロスターには最大17人(2way2人の場合)が残る
  6. 最大4人までAffiliate playerとして提携するGリーグチーム

 

 

最後に

「用語で解るNBAというカテゴリーでは他にもNBAの解説を投稿していますので是非覗いてみてください。

「用語で解るNBA」 カテゴリーの記事一覧

 

 

 

*1:海外でNBAプレシーズンゲームを行うチームは「9/28」にトレーニングキャンプ開始

*2:チームロスターにサマーコントラクト選手を除いて14名いない場合には利用できない

*3:提携するGリーグチームを持つ場合のみ

*4:この"Exhibit 10 Bonus"はチームサラリーに計上されない