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NBAでスーパーマックス契約を結んだ全選手一覧|2025年最新版

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現在、NBAではスーパーマックス契約に注目が集まっています。

これまでに多くのスター選手たちがこの契約を結んできましたが、スーパーマックス契約とは何か、どのような条件で結ばれるのかは意外と知られていません。


ということで今回の記事では、スーパーマックス契約について解説したいと思います。

スーパーマックス契約を結んだ選手一覧や、最新の契約条件なども詳しく見ていきましょう。





押さえておきたいポイント

"スーパーマックス契約"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. スーパーマックス契約を結んだ選手は?
  2. その選手の契約内容は?
  3. そもそもスーパーマックス契約って何?
  4. 契約を結ぶにはどんな条件が必要?
  5. スーパーマックス契約のメリットは?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"スーパーマックス契約"について紹介していきます。



スーパーマックス契約を結んだ選手

まずは、これまでにスーパーマックス契約を結んだ選手を一覧で見ていきましょう。

各選手の契約内容や年俸も解説します。*1


ステフィン・カリー


契約の概要

  • 締結:2017年
  • 年数:5年(2017年〜2022年)
  • 金額:約301億7400万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2009-10 4億0700万円 $2,710,560 -
2010-11 4億3700万円 $2,913,840 -
2011-12 3億7600万円 $2,508,901 -
2012-13 5億9400万円 $3,958,742 -
2013-14 14億8300万円 $9,887,642 All NBA (2nd)
2014-15 15億9400万円 $10,629,213 MVP、All NBA (1st)
2015-16 17億0600万円 $11,370,786 MVP、All NBA (1st)
2016-17 18億1700万円 $12,112,359 All NBA (2nd)
2017-18 52億0200万円 $34,682,550 All NBA (3rd)
2018-19 56億1900万円 $37,457,154 All NBA (1st)
2019-20 60億3500万円 $40,231,758 -
2020-21 60億7400万円 $40,491,877 All NBA (1st)
2021-22 68億6700万円 $45,780,966 All NBA (2nd)
2022-23 72億1100万円 $48,070,014 All NBA (2nd)
2023-24 77億8700万円 $51,915,615 All NBA (3rd)
2024-25 83億6400万円 $55,761,216 -
2025-26 89億4100万円 $59,606,817 -


ステフィン・カリーは、NBA史上初めてスーパーマックス契約を結んだ選手です。

2017年、カリーはゴールデンステート・ウォリアーズと5年約301億7400万円のスーパーマックス契約を締結しました。

これは当時のNBA史上最高額の契約であり、彼のチームへの貢献度とリーグ内での評価を如実に示しています。



ジェームズ・ハーデン


契約の概要

  • 締結:2017年
  • 年数:4年(2019年〜2023年)
  • 金額:約256億7000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2009-10 6億0100万円 $4,004,160 -
2010-11 6億4600万円 $4,304,520 -
2011-12 5億5600万円 $3,706,270 -
2012-13 8億7300万円 $5,820,416 All NBA (3rd)
2013-14 20億5500万円 $13,701,250 All NBA (1st)
2014-15 22億0900万円 $14,728,844 All NBA (1st)
2015-16 23億6300万円 $15,756,438 -
2016-17 39億8100万円 $26,540,100 All NBA (1st)
2017-18 42億4500万円 $28,299,399 All NBA (1st)、MVP
2018-19 45億6300万円 $30,421,854 All NBA (1st)
2019-20 53億7200万円 $35,811,563 All NBA (1st)
2020-21 61億8800万円 $41,254,920 -
2021-22 66億4700万円 $44,310,840 -
2022-23 49億5000万円 $33,000,000 -
2023-24 55億3600万円 $36,909,561 -
2024-25 50億4800万円 $33,653,846 -
2025-26 54億5200万円 $36,346,154 -


ジェームズ・ハーデンは、2017年にヒューストン・ロケッツ4年約256億7000万円のスーパーマックス契約を締結しています。

当時のハーデンの圧倒的なスコアリング能力とプレイメイキングスキルは、ロケッツの成功に不可欠な要素であり、その価値がこの契約によって認められる形となりました。

ちなみにハーデンがMVPを獲得したのは、この契約を結んだ直後の2017-18シーズンです。



ジョン・ウォール


契約の概要

  • 締結:2017年
  • 年数:4年(2019年〜2023年)
  • 金額:約256億7000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2010-11 7億7200万円 $5,144,280 -
2011-12 6億6800万円 $4,451,040 -
2012-13 8億8700万円 $5,915,880 -
2013-14 11億1900万円 $7,459,925 -
2014-15 22億1200万円 $14,746,000 -
2015-16 23億7800万円 $15,851,950 -
2016-17 25億4400万円 $16,957,900 All NBA (3rd)
2017-18 27億1000万円 $18,063,850 -
2018-19 28億7500万円 $19,169,800 -
2019-20 57億3000万円 $38,199,000 -
2020-21 58億3000万円 $38,867,483 -
2021-22 66億4700万円 $44,310,840 -
2022-23 71億0200万円 $47,345,760 -


ハーデンと同じく、ジョン・ウォールも2017年にワシントン・ウィザーズ4年約256億7000万円のスーパーマックス契約を結んでいます。

この契約でウォールは最も高額なガードの一人となりましたが、その後の怪我による長期離脱がチームにとって大きな財政的負担となったことは無視できない事実です。

彼のスーパーマックス契約は、選手の健康管理と契約のリスク管理の重要性を再認識させるものでした。



ラッセル・ウェストブルック


契約の概要

  • 締結:2017年
  • 年数:5年(2018年〜2023年)
  • 金額:約310億1900万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2008-09 5億2400万円 $3,493,680 -
2009-10 5億6300万円 $3,755,640 -
2010-11 6億0300万円 $4,017,720 All NBA (2nd)
2011-12 6億1400万円 $4,090,724 All NBA (2nd)
2012-13 20億5000万円 $13,668,750 All NBA (2nd)
2013-14 22億0400万円 $14,693,906 -
2014-15 23億5800万円 $15,719,062 All NBA (2nd)
2015-16 25億1200万円 $16,744,218 All NBA (1st)
2016-17 39億8100万円 $26,540,100 All NBA (1st)、MVP
2017-18 42億8000万円 $28,530,608 All NBA (2nd)
2018-19 53億4800万円 $35,654,150 All NBA (3rd)
2019-20 55億9500万円 $37,303,152 All NBA (3rd)
2020-21 60億2400万円 $40,158,814 -
2021-22 66億3200万円 $44,211,146 -
2022-23 71億7700万円 $47,848,392 -
2023-24 5億7500万円 $3,835,738 -
2024-25 6億0400万円 $4,027,525 -


ラッセル・ウェストブルックは、2016-17シーズンにシーズン平均トリプルダブルを達成し、シーズンMVPを受賞するなど歴史的な成績を残していました。

その結果、2017年にオクラホマシティ・サンダーと5年約310億1900万円のスーパーマックス契約を締結しています。

後にウェストブルックのスーパーマックス契約はサンダーのサラリーキャップに大きな影響を与えることになりましたが、ケビン・デュラントの移籍などで揺れるチームを支えた功績は十分に評価されるべきでしょう。



デイミアン・リラード


契約の概要

  • 締結:2019年
  • 年数:4年(2021年〜2025年)
  • 金額:約264億4000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2012-13 4億6000万円 $3,065,040 ROY
2013-14 4億8000万円 $3,202,920 All NBA (3rd)
2014-15 5億0100万円 $3,340,920 -
2015-16 6億3500万円 $4,236,286 All NBA (2nd)
2016-17 36億4900万円 $24,328,425 -
2017-18 39億2300万円 $26,153,057 All NBA (1st)
2018-19 41億9700万円 $27,977,689 All NBA (2nd)
2019-20 41億9100万円 $27,939,676 All NBA (2nd)
2020-21 47億4400万円 $31,626,953 All NBA (2nd)
2021-22 59億0200万円 $39,344,900 -
2022-23 63億7400万円 $42,492,492 All NBA (3rd)
2023-24 68億4600万円 $45,640,084 -
2024-25 73億1800万円 $48,787,676 -
2025-26 81億1900万円 $54,126,380 -
2026-27 87億6800万円 $58,456,490 -


デイミアン・リラードは、2019年にポートランド・トレイルブレイザーズと4年約264億4000万円のスーパーマックス契約を締結。

契約を結んだ時点でリラードはすでに複数回のオールスター選出とオールNBAチームへの選出を果たしており、彼のクラッチシュートとリーダーシップはチームの重要な要素となっていました。

ただその後チームはプレーオフで勝てないシーズンが続き、ポートランドに長期的にコミットする姿勢を示し続けていたリラードも、優勝を求めて2023年にミルウォーキー・バックスへと移籍しています。



ヤニス・アデトクンボ


契約の概要

  • 締結:2020年
  • 年数:5年(2021年〜2026年)
  • 金額:約342億3000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2013-14 2億6900万円 $1,792,560 -
2014-15 2億8100万円 $1,873,200 -
2015-16 2億9300万円 $1,953,960 -
2016-17 4億4900万円 $2,995,421 All NBA (2nd)
2017-18 33億7100万円 $22,471,910 All NBA (2nd)
2018-19 36億2400万円 $24,157,303 All NBA (1st)、MVP
2019-20 36億3400万円 $24,227,528 DPOY、All NBA (1st)、MVP
2020-21 41億2900万円 $27,528,088 All NBA (1st)
2021-22 59億0200万円 $39,344,900 All NBA (1st)
2022-23 63億7400万円 $42,492,492 All NBA (1st)
2023-24 68億4600万円 $45,640,084 All NBA (1st)
2024-25 73億1800万円 $48,787,676 -
2025-26 81億1900万円 $54,126,380 -
2026-27 87億6800万円 $58,456,490 -
2027-28 94億1800万円 $62,786,601 -


2019-20シーズンのアデトクンボは、自身2度目のMVP受賞、オールNBA1stチーム選出、ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー受賞など、攻守両面で圧倒的な支配力を示していました。

その結果、2020年にミルウォーキー・バックス5年約342億3000万円のスーパーマックス契約を締結しています。

バックスが50年ぶりのNBAチャンピオンに輝いたのは、このスーパーマックス契約を結んだ直後2020-21シーズンのことです。



ジョエル・エンビード


契約の概要

  • 締結:2021年
  • 年数:4年(2023年〜2027年)
  • 金額:約319億9200万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2014-15 6億6400万円 $4,427,640 -
2015-16 6億9400万円 $4,626,960 -
2016-17 7億2400万円 $4,826,160 -
2017-18 9億1500万円 $6,100,266 All NBA (2nd)
2018-19 38億2000万円 $25,467,250 All NBA (2nd)
2019-20 38億6800万円 $25,785,591 -
2020-21 44億3100万円 $29,542,010 All NBA (2nd)
2021-22 47億3700万円 $31,579,390 All NBA (2nd)
2022-23 51億7000万円 $34,466,770 All NBA (1st)、MVP
2023-24 71億4100万円 $47,607,350 -
2024-25 77億1200万円 $51,415,938 -
2025-26 82億8400万円 $55,224,526 -
2026-27 88億5500万円 $59,033,114 -


ジョエル・エンビードは、2021年にフィラデルフィア・76ersと4年約319億9200万円のスーパーマックス契約を締結しています。

この契約により、エンビードNBA史上初めてセンタープレーヤーでスーパーマックス契約を結んだ選手になりました。

エンビードは現在もリーグを代表するセンターの一人として活躍を続けており、ビッグマン時代の再来を感じさせる大きな契約といえるでしょう。



ニコラ・ヨキッチ


契約の概要

  • 締結:2022年
  • 年数:5年(2023年〜2028年)
  • 金額:約414億1800万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2015-16 1億9500万円 $1,300,000 -
2016-17 2億0400万円 $1,358,500 -
2017-18 2億2100万円 $1,471,382 -
2018-19 38億2000万円 $25,467,250 All NBA (1st)
2019-20 40億0700万円 $26,716,627 All NBA (2nd)
2020-21 44億3100万円 $29,542,010 All NBA (1st)、MVP
2021-22 46億5700万円 $31,044,906 All NBA (1st)、MVP
2022-23 50億4300万円 $33,616,770 All NBA (2nd)
2023-24 71億4100万円 $47,607,350 All NBA (1st)、MVP
2024-25 77億1200万円 $51,415,938 -
2025-26 82億8400万円 $55,224,526 -
2026-27 88億5500万円 $59,033,114 -
2027-28 94億2600万円 $62,841,702 -


ニコラ・ヨキッチは、2022年にデンバー・ナゲッツ5年約414億1800万円のスーパーマックス契約を締結しています。

契約を結んだ時点でヨキッチはすでにMVPを2度受賞しており、彼のプレイメイキング能力と得点力はリーグでも屈指のものでした。

その後2022-23シーズンにはNBAチャンピオン、2023-24シーズンには自身3度目のシーズンMVPに輝くなど、現在もNBAのトッププレイヤーとして活躍を続けています。



デビン・ブッカー


契約の概要

  • 締結:2022年
  • 年数:4年(2024年〜2028年)
  • 金額:約330億6600万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2015-16 3億1900万円 $2,127,840 -
2016-17 3億3400万円 $2,223,600 -
2017-18 3億4800万円 $2,319,360 -
2018-19 4億9700万円 $3,314,365 -
2019-20 38億3700万円 $25,579,688 -
2020-21 44億2000万円 $29,467,800 -
2021-22 47億4800万円 $31,650,600 All NBA (1st)
2022-23 50億7500万円 $33,833,400 -
2023-24 54億0200万円 $36,016,200 All NBA (3rd)
2024-25 73億8100万円 $49,205,800 -
2025-26 79億7100万円 $53,142,264 -
2026-27 85億6200万円 $57,078,728 -
2027-28 91億5200万円 $61,015,192 -


デビン・ブッカーは、2022年にフェニックス・サンズ4年約330億6600万円のスーパーマックス契約を締結しました。

契約を結んだ2021-22シーズンには、平均26.8得点、5.0リバウンド、4.8アシストを記録し、チームをNBAファイナルに導くなど、サンズの躍進に大きく貢献しています。

現在サンズにはケビン・デュラントとブラッドリー・ビールというスター選手が揃っていますが、チームの長期的な成功を目指す上でブッカーが最も重要な要素となっているのは間違いないでしょう。



カール=アンソニー・タウンズ


契約の概要

  • 締結:2022年
  • 年数:4年(2024年〜2028年)
  • 金額:約330億6600万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2015-16 8億5600万円 $5,703,600 ROY
2016-17 8億9400万円 $5,960,160 -
2017-18 9億3300万円 $6,216,840 All NBA (3rd)
2018-19 11億7600万円 $7,839,435 -
2019-20 38億3700万円 $25,579,688 -
2020-21 44億2000万円 $29,467,800 -
2021-22 47億4800万円 $31,650,600 All NBA (3rd)
2022-23 50億7500万円 $33,833,400 -
2023-24 54億0200万円 $36,016,200 -
2024-25 73億8100万円 $49,205,800 -
2025-26 79億7100万円 $53,142,264 -
2026-27 85億6200万円 $57,078,728 -
2027-28 91億5200万円 $61,015,192 -


カール=アンソニー・タウンズは、2022年にミネソタ・ティンバーウルブズ4年約330億6600万円のスーパーマックス契約を締結しました。

この契約は、ティンバーウルブズが彼を将来にわたって信頼していることを示しています。

タウンズが大黒柱としてチームをNBAチャンピオンに導くことができるのか、今後も注目です。



ジェイレン・ブラウン


契約の概要

  • 締結:2023年
  • 年数:5年(2024年〜2029年)
  • 金額:約428億0900万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2016-17 7億1100万円 $4,743,000 -
2017-18 7億4300万円 $4,956,480 -
2018-19 7億7500万円 $5,169,960 -
2019-20 9億1900万円 $6,126,402 -
2020-21 35億1600万円 $23,437,500 -
2021-22 40億1400万円 $26,758,929 -
2022-23 44億6700万円 $29,776,785 All NBA (2nd)
2023-24 47億7500万円 $31,830,357 -
2024-25 73億8100万円 $49,205,800 -
2025-26 79億7100万円 $53,142,264 -
2026-27 85億6200万円 $57,078,728 -
2027-28 91億5200万円 $61,015,192 -
2028-29 97億4300万円 $64,951,656 -


ジェイレン・ブラウンは、2023年にボストン・セルティックス5年約428億0900万円のスーパーマックス契約を締結しました。

ステフィン・カリーが史上初のスーパーマックス契約を結んでから6年で、契約金額は約1.5倍にまで上昇しています。

ちなみに、この契約はブラウンが32歳になる2028-29シーズンまで続く見込みです。



ジェイソン・テイタム


契約の概要

  • 締結:2024年
  • 年数:5年(2025年〜2030年)
  • 金額:約470億9000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2017-18 8億4700万円 $5,645,400 -
2018-19 10億0500万円 $6,700,800 -
2019-20 11億0100万円 $7,340,625 All NBA (3rd)
2020-21 14億8500万円 $9,897,120 -
2021-22 42億1600万円 $28,103,500 All NBA (1st)
2022-23 45億5300万円 $30,351,780 All NBA (1st)
2023-24 48億9000万円 $32,600,060 All NBA (1st)
2024-25 52億2700万円 $34,848,340 -
2025-26 81億1900万円 $54,126,450 -
2026-27 87億6800万円 $58,456,566 -
2027-28 94億1800万円 $62,786,682 -
2028-29 100億6800万円 $67,116,798 -
2029-30 107億1700万円 $71,446,914 -


ジェイソン・テイタムは、2024年にボストン・セルティックス5年約470億9000万円のスーパーマックス契約を締結。

これでセルティックスには2人の現役スーパーマックス契約選手が在籍していることになりました。

セルティックスは同時期にデリック・ホワイトとも4年の契約延長を結んでおり、NBA連覇、王朝復権に向けてチームの体制をしっかりと整えることに成功しています。



シェイ・ギルジャス=アレクサンダー


契約の概要

  • 締結:2025年
  • 年数:4年(2027年〜2031年
  • 金額:約428億1000万円


各シーズンの年俸額と受賞歴

日本円 米ドル 受賞
2018-19 5億0600万円 $3,375,360 -
2019-20 5億9300万円 $3,952,920 -
2020-21 6億2100万円 $4,141,320 -
2021-22 8億2400万円 $5,495,532 -
2022-23 46億3700万円 $30,913,750 All NBA (1st)
2023-24 50億0800万円 $33,386,850 All NBA (1st)
2024-25 53億7900万円 $35,859,950 MVP, All NBA (1st)
2025-26 57億5000万円 $38,333,050 -
2026-27 61億2100万円 $40,806,150 -
2027-28 95億5600万円 $63,706,720 -
2028-29 103億2000万円 $68,803,258 -
2029-30 110億8500万円 $73,899,795 -
2030-31 118億4900万円 $78,996,333 -


2025年7月、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス=アレクサンダーが、4年2億8500万ドルのスーパーマックス契約延長に合意しました。

この契約による平均年俸7125万ドルという数字は、歴代のいかなる選手をも上回るリーグ最高額です。

オクラホマシティ・サンダーを初のNBAチャンピオンに導いたその実力と安定感は、若手中心のチームにとってまさに“軸”であり、球団が史上最高額のオファーを提示したのも当然といえるでしょう。




スーパーマックス契約について

スーパーマックス契約についても解説しておきます。

ここではスーパーマックス契約の条件やメリットなども見ておきましょう。


スーパーマックス契約とは

スーパーマックス契約は、NBAにおいて特定の条件を満たした選手が結ぶことができる特別な契約です。

正式にはDesignated Veteran Player Extension(指定ベテラン選手延長契約)と呼ばれ、リーグで一定の条件を満たしたスター選手のみが対象となります。

スーパーマックス契約の主な契約内容は以下の通り。


~ 契約内容 ~


年俸

期間

  • 最大5年間の契約延長


NBAでのキャリアが7〜9年目の場合、通常はチームサラリーキャップの最大30%までが年俸上限と定められていますが、スーパーマックス契約ではそれが最大35%にまで増加します

また、最大5年間の契約延長が可能です


ただし、誰もがスーパーマックス契約を結べるわけではありません。

スーパーマックス契約を結ぶための条件とは、一体どんなものなのでしょうか。



スーパーマックス契約を結ぶ条件

スーパーマックス契約を結ぶためには、選手がいくつかの厳しい条件を満たす必要があります。


まず1つ目の条件は、NBAの在籍年数です。

NBAの在籍年数 ~

  • NBAに7〜8年間在籍していて、契約が1~2年残っている
  • NBAに8〜9年間在籍している

このどちらかを満たしていることが条件となります。


2つ目の条件は、パフォーマンスです。

~ パフォーマンス ~

  • 直近のシーズン、または過去3シーズンのうち2シーズンでオールNBAチームに選出
  • 過去3シーズンのいずれかでMVPに選出
  • 直近のシーズン、または過去3シーズンのうち2シーズンで最優秀守備選手賞に選出

これらのうちどれか1つを満たしていることが条件となります。


3つ目の条件は、移籍状況です。

~ 移籍状況 ~

  • NBAでの最初の4年間以降にトレードされていない

最初の4年間でのトレードを除き、基本的にはルーキーの頃からチームに在籍している生え抜きの選手が対象となります。


ちなみにスーパーマックス契約は、いま所属しているチームとしか結ぶことができません

つまり、すべての条件を満たしていたとしても、他のチームとはスーパーマックス契約は結べないということ。


スーパーマックス契約は、NBAの中でも選ばれしのトップスター選手のみが結ぶことのできる特別な契約なのです。



スーパーマックス契約のメリット

スーパーマックス契約は、2017年のNBA労使協定(CBA)の改訂に伴い導入されました。

この契約形態は、チームの競争力を保つためのものです。


導入の背景には、リーグ全体でのスター選手の流出問題がありました

特に大きな注目を集めたのが、ケビン・デュラントが2016年にオクラホマシティ・サンダーからゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍した事件です。



この移籍により、すでに一時代を築いていたウォーリアーズはさらに強力なチームとなり、一方でNBAファイナルまであと一歩だったサンダーは大きな戦力を失うことになりました。

スター選手の流出は、チームの競争力を低下させるだけでなく、ファンの興味を失わせるリスクもあります。


そこで、リーグはスター選手が所属チームにとどまるようにするためのインセンティブとして、スーパーマックス契約を導入しました。

スーパーマックス契約がもたらすメリットを、選手側・チーム側の両方から見てみましょう。


~ スーパーマックス契約のメリット ~


選手のメリット

  • 通常の契約よりも高額な報酬を得ることができる
  • 長期間にわたって契約を結ぶことができる

チームのメリット

  • 他のチームよりも有利に契約交渉ができる
  • 生え抜き選手を中心としたチーム作りができる


選手側のメリットは、やはり高額で長期間の契約が結べることです。

またスーパーマックス契約は選手がリーグトップクラスの実力を持つことを証明するものであり、彼らのキャリアにおいて大きな名誉となります。


一方チーム側のメリットは、他チームよりも有利に契約交渉ができるという点です。

前述のとおり、スーパーマックス契約は、いま所属しているチームとしか結ぶことができません。

これによって他のチームよりも有利な契約内容を提示することができるので、手塩にかけて育てたスター選手が他のチームに流出するのを防ぐことができます。


この記事で紹介した選手たちの中には、スーパーマックス契約がなければ別のチームと契約していた選手も多いでしょう。

スーパーマックス契約はNBAのスター選手にとって非常に魅力的なオプションであるだけでなく、チームにとっても長期的な戦略を立てるうえで非常に重要な契約であることがわかります。


今回の記事を参考に、NBA選手の契約にもぜひ注目してみてください。




まとめ

今回はスーパーマックス契約について解説しました。

試合だけでなく、選手の契約にも注目です。




最後に

「まとめ」カテゴリーでは他にもバスケに関してまとめた記事を投稿していますので是非覗いてみてください。

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(参考)
https://www.spotrac.com/



*1:ここで紹介する契約内容や金額は、記事作成時点のhttps://www.spotrac.com/を参考にしています。