Digin' NBA

NBAも、Bリーグも、NCAAも。

1kmあたり17点?効率的に得点するNBA選手TOP10|2019-20

当サイトはプロモーションが含まれています。

スポンサーリンク

NBA Rakuten 最新情報

20231221131823

画像引用元:https://nba.rakuten.co.jp/ 

2023年10月20日から、楽天モバイルユーザーはNBA Rakutenの全試合・全コンテンツを無料で利用できるようになりました!!

さらに初めて楽天モバイルに申し込む方は13,000円分のポイントも貰えますので、この機会に楽天モバイルへ乗り換えておくのがおすすめです!


13,000ptプレゼントの詳細はこちら



\ NBAが全試合無料!/
楽天モバイルのキャンペーンを見る




スポンサーリンク






このブログでは以前「NBAで最も得点効率の良い選手」をランキングで紹介しました。


そこではNBA選手のTS%に基づいて得点効率をランク付けしましたが、この記事では選手の移動距離に注目して得点効率を見ていきたいと思います。

NBAで用いられているトラッキング技術を使えば選手がオフェンス時にどれだけの距離を移動したのかが分かりますので、選手が動いた距離に対して何点取ることができたのかを知ることも出来るわけです。


それさえ分かれば「運動量あたりの得点が多い選手」つまり「効率的に得点している選手」が見えてきそうですね。

といわけで今回は選手の移動距離に注目して、効率的に得点するNBA選手TOP10を紹介します。





押さえておきたいポイント

"効率的に得点するNBA選手"を理解するために押さえておきたいポイントはざっくりとこんな感じです。

  1. ラッキングって?
  2. NBAでも使われているの?
  3. NBAファンも使える?
  4. 効率的に得点するNBA選手は誰?
  5. その選手のスタッツは?


ではこれらの疑問をしっかりと解決できるように、"効率的に得点するNBA選手"を紹介していきます。



ラッキング

まずは改めてトラッキングの概要をざっくりと紹介します。

「トラッキングとは」「NBAとトラッキング」「Speed & Distance」というポイントに注目して見ていきましょう。


ラッキングとは

科学の発展はスポーツの分野にも大きな影響を与えています。

その一つがラッキングと呼ばれる技術です。


ラッキング(Tracking)とは直訳で「追跡」という意味。

一般的にスポーツの分野でトラッキングといえば、選手が小型の受信機を身に付けて練習したり、複数台の高性能カメラで試合を撮影し様々なデータを収集するシステムのことを指します。


数年前にはラグビー日本代表がトラッキングシステムを活用していることが話題になりましたね。

ラグビーのみならず他のスポーツにおいてもこのトラッキングというシステムで集められた膨大な情報を分析し、選手のパフォーマンス向上に活かされています。


次はNBAとトラッキングについて見ていきましょう。



NBAとトラッキング

世界でもトップクラスの人気を誇るスポーツリーグNBA

そんなNBAでも2000年代後半頃からトラッキングシステムが導入され始め、今では全てのチームが本格的なトラッキングシステムを用いて非常に高度なデータ分析を行っています。


昨今のスポーツ界では様々なトラッキング技術が開発されていますが、中でもNBAに大きな影響を与えたのがビデオトラッキングです。

ビデオトラッキングについて NBA.com/Stats のFAQページにはこのような説明があります。

Using cameras installed in the catwalks of every NBA arena, Second Spectrum software tracks the movements of every player on the court and the basketball 25 times per second.

https://stats.nba.com/help/faq/




ざっくり訳すと「全てのアリーナの会場上部に設置されたカメラを使用して、コート上の全プレーヤーとボールの動きを1秒間に25回追跡する」というシステムだそうです。

要するに高性能なカメラで選手とボールの動きを詳細に記録して、そこから得られる情報を自動的にデータ化しているということ。


このビデオトラッキングによってそれまで長年に渡って行われてきたデータ分析がより立体的なものへと変化しました。

例えばNBAの試合中継でこんな映像が用いられることも。



選手が立っている場所に応じて、その位置から放った場合のシュート確率がリアルタイムで反映されています。

一昔前には考えられなかったようなこの映像も、今ではトラッキングシステムで収集したデータから一瞬で作ることができるんです。


では次に今回の本題に関連する「移動距離」のデータがまとめられているSpeed & Distanceも見ておきましょう。



Speed & Distance

ここまでざっくり紹介した通りトラッキングという技術が現代のNBAに大きく関わっていて、チームに欠かせないものであるのは何となく分かりました。


ただかなり高度な分析を行なっていて素人には縁遠いように感じますね。

このトラッキングというものは私たちNBAファンにも何か使い道があるのでしょうか。


実はNBAで収集されているトラッキングデータの一部は、私たちファンもNBAスタッツの公式サイトから閲覧することができるんです。



Speed & Distanceはトラッキングの中でも非常にトラッキングらしいデータ。

選手の走行距離や平均速度などがオフェンス、ディフェンスごとに計測されています。


今回の記事ではこのデータから、効率的に得点するNBA選手TOP10を紹介していきたいと思います。


NBA Rakutenが無料!/
楽天モバイルのキャンペーンを見る



  1. 選手やボールを追跡しデータを収集するシステム
  2. NBAの会場にはトラッキング用のカメラが設置
  3. スタッツやデータを立体的に把握できる
  4. Speed & Distanceでは走行距離や速度が閲覧できる




効率的に得点する選手 TOP10

では2019-20シーズンの「効率的に得点する選手」をランク付けしていきます。


今回は「オフェンス時の移動距離1km」あたりの「得点」から選手の得点効率を算出しました。*1

基本的なスタッツやシーズンの概要とともにご確認ください。*2 *3


第10位 Russell Westbrook



  • PTS/km:12.52(27.2PTS / 2.17km)
  • FG%:47.2(10.6/22.5)
  • 3P%:25.8(1.0/3.7)
  • FT%:76.3(5.1/6.7)


第10位はヒューストンロケッツのラッセル・ウエストブルックです。


リーグで最も多くドライブをする選手としても知られるウエストブルックは、今季1試合平均20.8回のドライブを記録しました。

運動量も多いイメージのあるウエストブルックですが、その分ドライブやミドルレンジからの得点も多いので今回のランキングではTOP10入りを果たしています。






第9位 Kawhi Leonard


  • PTS/km:12.85(27.1PTS / 2.11km)
  • FG%:47.0(9.3/19.9)
  • 3P%:37.8(2.2/5.7)
  • FT%:88.6(6.2/7.1)


続いて第9位にはLAクリッパーズカワイ・レナードがランクインしました。

クリッパーズに移籍して迎えた2019-20シーズン、レナードはキャリアハイの平均27.1得点を記録。


特にプルアップシュートでの得点はリーグ第7位の平均9.6点と素晴らしい数字を残しました。

ポール・ジョージとの共演でアシストも増えていますので、非常にオールラウンドで効率的な活躍と言えます。



第8位 Bradley Beal


  • PTS/km:12.89(30.5PTS / 2.37km)
  • FG%:45.5(10.4/22.9)
  • 3P%:35.3(3.0/8.4)
  • FT%:84.2(6.8/8.0)


ワシントンウィザーズのブラッドリー・ビールが第8位に登場です。


エースのジョン・ウォールが全休という厳しい状況の中チームトップの平均36.0分出場し、獅子奮迅の活躍でリーグ第2位の平均30.5得点をあげました。

ただ同時にオフェンスでの負担もかなり大きかったことから、オフェンス時の移動距離もリーグ第5位となっています。



第7位 Luka Doncic



  • PTS/km:13.06(28.8PTS / 2.20km)
  • FG%:46.3(9.5/20.6)
  • 3P%:31.6(2.8/8.9)
  • FT%:75.8(7.0/9.2)


第7位にはダラスマーベリックスルカ・ドンチッチがランクインです。


ドンチッチは今季リーグ第2位のドライブ回数から平均12.8点を獲得。

リーグで最もドライブからの得点を挙げているドンチッチですが、アウトサイドからステップバック3Pも多く試投することによって非常に効率の良い得点に繋がっています。



第6位 Karl-Anthony Towns


  • PTS/km:13.07(26.5PTS / 2.03km)
  • FG%:50.8(9.0/17.8)
  • 3P%:41.2(3.3/7.9)
  • FT%:79.6(5.1/6.5)


続いて第6位にはミネソタティンバーウルブスのカール・アンソニー・タウンズがランクイン。


タウンズはアウトサイドでも多彩なプレーができますので、ピック&ポップからシュートする機会も多くなります。

その結果、2019-20シーズンはキャッチ&シュートでリーグ第4位の平均7.7得点を獲得しました。




第5位 Kyrie Irving


  • PTS/km:13.10(27.4PTS / 2.09km)
  • FG%:47.8(10.0/20.8)
  • 3P%:39.4(2.8/7.1)
  • FT%:92.2(4.7/5.1)


第5位にはブルックリンネッツのカイリー・アービングが登場です。

2019-20シーズンはキャリアで最も少ない20試合のみの出場と少し残念な1年ではありました。


リーグ屈指のハンドリング能力を持ち運動量も多いイメージがあるかもしれませんが、オフェンス時の移動距離は意外にリーグ第49位。

オフボールで動き回るというよりはドリブルからのプルアップシュートが得意なアービングらしい数字となっています。



第4位 Joel Embiid



  • PTS/km:13.11(23.0PTS / 1.75km)
  • FG%:47.7(7.5/15.7)
  • 3P%:33.1(1.1/3.4)
  • FT%:80.7(6.9/8.5)


続いて第4位はフィラデルフィア76ersのジョエル・エンビードです。

今回紹介するTOP10の中では一番得点が少なく1試合平均23.0点


しかしオフェンス時の移動距離も最も短い1.75kmですので、効率としてはリーグ屈指の数字を記録ました。

やはりビッグマンでアウトサイドプレーができるというのは、今回の効率面を見ても大きなアドバンテージですね。



第3位 Anthony Davis


  • PTS/km:13.86(26.1PTS / 1.88km)
  • FG%:50.3(8.9/17.7)
  • 3P%:33.0(1.2/3.5)
  • FT%:84.6(7.2/8.5)


第3位にはロサンゼルスレイカーズアンソニーデイビスがランクイン。

レイカーズを10年ぶりのNBAチャンピオンに導いたデイビスは高い効率で得点を量産しています。


オフェンス時の移動距離がリーグ第105位の1.88kmにもかかわらず、得点ではリーグ第10位の平均26.1得点をマーク。

レブロン・ジェームズとのデュオが如何に強力だったのかを物語っています。



第2位 Giannis Antetokounmpo


  • PTS/km:15.02(29.5PTS / 1.96km)
  • FG%:55.3(10.9/19.7)
  • 3P%:30.4(1.1/4.7)
  • FT%:63.3(6.3/10.0)


第2位にはミルウォーキーバックスのヤニス・アデトクンボが登場です。


キャリアハイの29.5得点13.6リバウンドという凄まじい成績で2年連続のシーズンMVPに輝いたアデトクンボ。

これだけの得点を量産していながらオフェンス時の移動距離がリーグ71位なのは驚きです。


その一因には彼のトランジションポイントの多さも関係しています。


アデトクンボは今季トランジションからリーグトップの平均8.3得点を獲得。

トランジションでボールを持てば、スピードと身体能力であっという間にゴール下まで駆け抜けてしまうというのが彼の大きな特徴です。


ある意味アデトクンボは最短距離で得点に到達できるわけですね。

そういった特徴からもやはり彼の得点効率の良さはリーグトップクラスだと言えるでしょう。




第1位 James Harden



  • PTS/km:17.61(34.4PTS / 1.95km)
  • FG%:44.4(9.9/22.3)
  • 3P%:35.5(4.4/12.4)
  • FT%:86.5(10.2/11.8)


栄えある第1位にランクインしたのはヒューストンロケッツ時代のジェームズ・ハーデンです。


ハーデンが今季オフェンス時に移動した距離はリーグ第79位の1.95km

リーグでダントツトップの平均34.3得点を叩き出すハーデンがこの移動距離なら、今回のランキングで1位になるのも当然です。


ではここで少し彼のオフェンス時の移動距離について考えてみましょう。


ハーデンのオフェンスといえばまず頭に浮かぶのが、彼の代名詞にもなっているステップバック3P。

ハーデンは今季リーグで最も多い平均12.4本の3Pシュートを試投し、その殆ど全てをトップ及びウイングから放っています。


つまりコーナーまで降りていくことが非常に少ないわけです。


さらにハーデンはフリースロー獲得が多いというのも特徴の一つで、今季リーグトップ1試合平均12.4本フリースローを獲得しています。

ステップバック3Pシュートでファウルを誘ってフリースローで得点、ドライブで一直線にゴール下まで侵入しファウルをもらってフリースローで得点。


といった風に、短い移動距離で得点を量産するモンスターが誕生してしまったんですね。

ハーデンの移動距離には今後も注目していきたいと思います。


NBA Rakutenが無料!/
楽天モバイルのキャンペーンを見る




まとめ

今回は効率的に得点するNBA選手をランキングで紹介しました。

NBA.comのSpeed & Distanceページでは選手の移動距離に関するスタッツを詳しく見ることができますので、今回紹介した以外の選手にもぜひ注目してみてください。




最後に

他にもこのブログでは様々な「ランキング」を紹介しています。
「ランキング」カテゴリーの記事一覧



「用語で解るNBAというカテゴリーではNBAの解説も投稿していますので是非覗いてみてください。
「用語で解るNBA」カテゴリーの記事一覧




(参考)
https://stats.nba.com/



*1:平均出場時間が10分以上の選手に限る

*2:今回の記事で紹介するスタッツは2020年10月時点のOfficial NBA Stats | Stats | NBA.comを元に集計

*3:各スタッツは1試合あたりの平均数